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報道関係各位
2012年09月27日
バショー・ジャパン株式会社

バショー・テクノロジーズが日本法人を設立

分散型データベース「Riak(tm)」の普及を日本およびアジアで促進

分散型データベースとクラウド・ストレージ・ソフトウェアを提供するバショー・テクノロジーズ(Basho Technologies, Inc. 本社:米マサチューセッツ州ケンブリッジ、最高経営責任者:ドナルド J. リパート、以下Basho)は本日、日本法人であるバショー・ジャパン株式会社(以下バショー・ジャパン)の設立を発表しました。

Bashoは、ヤフー株式会社(以下Yahoo! JAPAN)および同社子会社の株式会社IDCフロンティア(以下IDCフロンティア)と2012年7月17日に戦略的提携を締結しました。この提携は、IDCフロンティアによるBashoへの戦略的資本提携を含み、このたびの日本法人の設立と併せてBashoは日本市場の開拓を促進します。Yahoo! JAPANとIDCフロンティアの両社は、Bashoのテクノロジーを自社のプラットフォームに展開することを表明しています。具体的には、Yahoo! JAPANは、BashoのNoSQL(not for SQL)分散型データベースである「Riak」を同社の各サービスでKVS(キーバリューストア)として採用することを検討しています。IDCフロンティアは、同社の大規模データセンターにBashoのクラウド・ストレージ製品「Riak CS」を採用した分散ストレージ・サービスを展開し、今後は、高度な機能やサービス、サポートを附帯する「Riak EnterpriseDS」のサービス化も予定しています。

Bashoの最高経営責任者(CEO)であるドナルド J. リパート(Donald J. Rippert)は、次のように述べています。「ウェブ、モバイル、ソーシャル、クラウドの分野では、パフォーマンスへの要求水準が高まっており、日本企業は今後、これに応えるべく、次世代NoSQLデータベースとクラウド・ストレージ技術が必要な各種アプリケーションの構築を模索することになるはずです。このたびの日本法人の設立には、このような背景があります。複数のデータセンター間でレプリケーションを実現する機能を予め組み込んだ伸縮自在な分散型クラウド・アーキテクチャを実現するために、BashoはRiakをゼロから開発しました。検索とデータセンターの両分野を代表するYahoo! JAPANとIDCフロンティアとの提携が示す通り、Riakは、次世代インフラの根幹を成す重要な要素となっています。」

バショー・ジャパンの代表取締役社長には、米Joyentでセールス・ディレクター、米On2 Technologies(後にGoogleに買収)で日本担当ジェネラル・マネージャーを務めた高木 修が就任しました。高木は、次のように述べています。「米国には、Riakのユーザーと活気あふれるRiakコミュニティが存在します。バショー・ジャパンの設立により、日本でも同様にRiakコミュニティを発足させます。Bashoがいかにユーザーやコミュニティへの積極的な関与とサポートを重要視し、真摯に取り組んでいるかがお分かりいただけるはずです。日本のお客様が、次世代アプリケーションの性能を最大限に引き出すことのできるクラウド・インフラを構築できるように、国内でのサービスの提供に尽力し、RiakとRiak CSの設計・展開が短期間で行えるようサポートしていきます。」

この度の発表にあたり、株式会社IDCフロンティア 代表取締役社長の真藤 豊氏は次のように述べています。「我々はバショー・ジャパンと連携し、同社の世界最先端の技術を用いたRiakを弊社の3メガデータセンター拠点に設置・運用されているクラウド基盤を通じて、お客様にご利用頂ける環境が整った事を大変心強く、また嬉しく感じています。今後もバショー並びにYahoo! JAPANとの協力・連携関係をより密にしながら、弊社のクラウド基盤を強化し、お客様にご満足頂けるサービスの提供に全力を尽くして参ります。」

京都大学 情報環境機構 IT企画室 力武 健次教授はBashoについて次のように述べています。「耐障害性に優れ、拡張可能な低コストの分散型システムの構築において、Bashoは業界をリードしています。大規模なクラウド・サービス事業者の間では、Riakはすでに標準となっており、活発なオープンソース・コミュニティからも強力な支持を得ています。必要不可欠な回復力と堅牢性を維持し、今後のインターネット・アプリケーションで必要となる大規模データの提供に対応する上で、Riakの果たす役割はますます重要になると確信しています。」

Bashoは日本市場を含む米国外への展開を加速しており、本年6月には英ロンドンにもオフィスを開設しました。

バショー・ジャパンについて

バショー・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区四谷、代表取締役社長 高木 修)は、米Basho Technologies, Inc.の100%子会社です。バショー・ジャパンは、RiakならびにRiak CSの販売とサービスの提供をサポートします。詳細は、http://www.basho.co.jp をご覧ください。

Basho Technologiesについて

Basho Technologies Inc. (本社:米マサチューセッツ州ケンブリッジ、最高経営責任者:ドナルド J. リパート、以下Basho)は、可用性の高い分散型データベース技術を提供するリーダー企業です。Bashoの技術は、高い拡張性が必要なデータ集約型のウェブ、モバイル、ソーシャル、e-コマースアプリケーションや大規模なクラウド・コンピューティング・プラットフォームに採用されています。「Riak(tm)」は、急成長中のウェブ企業やフォーチュン500企業等により、コンテンツ配信プラットフォームやグローバル・セッション・ストアの実装、ログ・検索・分析用の大量のデータ集約、非構造化データの管理・保存・ストリーミング、拡張性に優れたクラウド・コンピューティング・プラットフォームの構築に採用されています。

Riakはオープンソースで提供されており、www.basho.com/resources/downloadsからダウンロードできます。「Riak(tm) EnterpriseDS」は、高度なレプリケーション機能と各種サービスに対応し、年中無休のサポートが24時間提供されます。「Riak(tm) CS」は、高度なレポーティング機能とAmazon S3互換APIにより、マルチテナントのオブジェクト・ストレージを実現します。詳細は、www.basho.comをご覧ください。また、Twitter(www.twitter.com/basho)もご参照ください。


本件に関する報道関係者のお問い合わせ先
ホフマン ジャパン株式会社 
鷲野
03-5159-5750 / mwashino@hoffman.com

Basho Technologies
Director of Corporate Communications
Randy Hamilton(ランディ・ハミルトン)
randy@basho.com

以上


■Bashoジャパンのプレスリリース一覧


2015-11-20 15:00:00 Bashoジャパン
米バショ―・テクノロジーズ、時系列データ用NoSQL「Riak TS」を発表
~IoTアプリケーションに必須の、時系列データに最適化されたデータベースを提供開始~

2012-09-27 13:00:00 Bashoジャパン
バショー・テクノロジーズが日本法人を設立
分散型データベース「Riak(tm)」の普及を日本およびアジアで促進