短時間集中でランチェスター戦略を学んだ夕べ
最近ブログによく登場する「中小企業家同友会」。
私は東京同友会の豊島支部に昨年末入会した
ばかりの新会員で、
先週は講師を担当しましたが、
一会員として各セミナーに参加する方が多いです。
今回も1月27日(水)に、
30-40代若手経営者中心の「青年部」例会に
参加してきました。
テーマは、
「小さな会社こそがNO.1になる ランチェスター経営戦略」
講師は、株式会社フォスターワンの坂上仁志先生。
とてもエネルギッシュでアクティブな第一印象の方です。
セミナー冒頭でいきなり仰った言葉にちょっとビックリ。
「さて、まずこれからみなさんに、
100マス計算をしていただきます。」
脳を活性化させるウォーミングアップとして
100マス計算を2セット。
ストップウォッチ片手の先生に、
いきなり、ちょっと緊張感が高まります。
制限時間1分間での10X10=100マスの
足し算の繰り返し。
これ、5年前にちょとやったことがあり、
その時は100マス全部埋められたのですが
今回は、2回とも73マス程度でタイムアップ。
あまりの頭の回転の鈍化に軽くショックを
覚えながらも、
結果的には集中モードで本題を聞くこと
になりました。
**
さて、
ランチェスター戦略とは、
第一次世界大戦時、イギリス人の戦闘機の開発者
F・W・ランチェスターが、研究の末に
「武器効率」と「兵力数」とが軍の戦闘力として
敵軍に与える損害量を決めることを発見したことが
ルーツとなり、
第一法則と第二法則があります。
その第一法則である、
戦闘力= 武器効率 X 兵力数
が
「兵力が少なく、武器効率も高くない」中小企業が、
大企業をはじめとする競合と戦う際に採用すべき
戦略として広く知られています。
この法則を適用してではどう具体的に戦うかというと、
・局地戦
・接近戦
・一騎討ち
がポイント。
今回坂上先生は、このポイントを
【弱者】は、
【差別化】して
【一点集中】して
【NO1】になること
を繰り返し繰り返し、伝えられました。
更に、ランチェスター戦略が「心技体」の
「技」であるとして、
「心」であるところの「理念」
「体」であるところの「行動習慣」
の大切さをご自身の体験や他企業の
事例をふまえて教えて下さった所に
「なるほど」と一番気づきがありました。
また、隣の人とこのポイントについて
自社ではどう対応しているのか、と
シェアリングの時間を持ったり、
レジュメの空欄に書いて みたり、
最後に一緒にジェスチャーを交えながら
声に出して復唱したり。
と一番重要な点を体に染み込ませる工夫
がなされていました。
46ページにもわたるレジュメを、
1人ひとり数行ずつ音読しながら講義を
受けるという形式も、
自分が音読する番が近くなると、やはり
緊張します。
途中体をほぐしたり、手遊びの時間なども
あって、
結果、2時間の講義の間集中力が途切れる
ことなく、
内容をしっかり受け取ることが出来たように
思いました。
ご著書の
「小さな会社こそがNO.1になる ランチェスター経営戦略」
も当日の参加者全員へのプレゼントとのこと。
読んでしっかり復習します。
濃密な内容と共に、
講師の方のセミナーの進行の仕方が大変
勉強になった有意義な2時間でした。
坂上先生、そして青年部幹事のみなさま、
どうもありがとうございました。
2件のコメント »
このコメントのRSS
この投稿へのトラックバック URI
http://www.redcruise.com/instill/wp-trackback.php?p=1142
ご紹介ありがとうございます
いい会社を作りましょう!
弱者は差別化して一点集中
弱者は手を広げないこと
コメント by 坂上仁志 — 2010年2月3日 @ 12:08
>坂上仁志さま
ブログへコメントありがとうございました!
しっかり馴染ませて実行に移します。
コメント by 松原@インスティル — 2010年2月3日 @ 23:03