母の誕生日祝いと、知らなかった「食の履歴」
先日、母の誕生日祝いで、
一緒に食事をしました。
お店は、
ウェスティンホテル東京
「ザ・テラス」。
ビュッフェメニューが月単位で
変わり、
9月はオーストラリアンビュッフェ
とのこと。
シーフードの前菜やマリネの他、
ラムのパイやローストビーフ、
ローストラム等など、
オーストラリアンなメニューを
2人でがっつりと頂きました。
ラムの煮込みを食べ終わった時、
母が一言。
「この味、昔に食べたことあるなぁ。
そう、ウサギに食感がちょっと
似ているかも。」
えっ、ウサギですか?!
と言っても、彼女はフランスに居た訳
でもモチロンなく・・・。
「昔」というのは彼女がまだ小さかった
頃のこと。
当時、母の一家は福井県のとある村の
山の中でほぼ自給自足の生活をして
いたのです。
米や野菜を作り、タンパク源といえば、
母の父が狩りで採ってくるウサギや
ヤマドリか、
川で仕掛けをして採る鮎やヤマメなど
の魚しかなかったのだとか。
「でもね。父がウサギをとってきた後に、
『そっちの足を持て!』といわれて、
さばくのを手伝わされたのよ。それが
いやでね~。でも父が怖いから仕方
なく・・・。」
という感想がいかにもキレイなものが
好きな母らしい感想でした。
「ヤマドリはとても美味しくてご馳走
だったの。大晦日はこれで出汁を取って
そばを手打ち打って年越そばにして
家族全員で食べたのよ。」
とヤマドリに関してはよい思い出がある
様子。
私の知らない母の子供時代の様子が
想像できたことは楽しくもあり、
それ以上に、
恐らく生まれてから10歳位までは加工食品
を殆ど食べずに育った彼女のその「食事の
履歴」に、
驚きと少々の羨ましさを感じずにはいられない
母のバースデーでした。
2件のコメント »
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まあ~ なんてことでしょう! お美しいいお母様とますますクリソツになってらっしゃいますねぇ~ すてきです♡
コメント by Julia — 2010年9月24日 @ 02:31
>Juliaさま
まあ~なんてことでしょう!
本人は父似だとばかり思っていたのに、
Juliaさんと同じコメントばかり頂い
ています。
コメント by instill — 2010年9月27日 @ 09:51