なぜサービスを受けていない人が口コミ源に?そのシンプルな理由
クライアントさんからたずねられた質問が、ここ2週間ばかり
頭の中をぐるぐる回っていました。
それは、
「紹介でいらっしゃるお客さまの中で、紹介してくださった方は
このサービスを受けていないケースが多いんです。
どうして、施術したことがないのにご友人の方に口コミされる
のでしょうか?」
というもの。
最初は、施術を受けた方からのご紹介率が100%だったのですが、
最近は「○○さんの紹介です。」というものの、実は紹介者は、
このサロンに来て施術を受けたことがない、というお客さまが増えて
いるというお話でした。
このお客さまをCさんとしましょう。
Cさんは、Bさんからの紹介で来店されたのですが、実はBさんは
このサロンに一度も来店されたことがない方なのです。
Bさんは、実際に施術を受けたAさんからサロンの話を聞いて、
Cさんに口コミをし、そのCさんが来店されたというもの。
どうして、サービスを受けていない人が口コミをするのだろう?
ずっと考えつづけました。
そして、過去の事例を振り返ったり、本を読み返したり。。。
考え続けて9日目、「マネするマーケティング」という本を読み返していた時、
ふと次の一節が目に入りました。
「パーソナルな表現を探す」という見出しがついた、セールスレターの書き方に
ついての箇所です。
–ここから引用–
「酸素は生命の維持になくてはならないものです。この酸素を運搬している・・・・・」
どうでしょうか?この文章。
「酸素」「生命」「維持」「運搬」
あなたは、このたった一行に出てきた四つの感じを一年の間に日常会話の中で何回
使いましたか?
(中略)
「こんな言葉、日常で使う?最近使ったのはいつ?」
と聞くと、このクライアントは戸惑っていました。
–引用ここまで–
これだ~!!と思いました。
実は、サロンオープン以来私のクライアントさんが一貫して心がけていたことは、
平易で日常的な言葉を使ってサービスを伝えていたのでした。
HP上でもブログでもメールマガジンでも。
発信している内容が理解しやすいので、自分がサービスそのものに興味がなくても、
そのサービスを教えたら喜ぶだろうな、という友人と出会った時に、
「伝わりやすい」「行きたくなる」形で口コミがされたのですね。
分かってしまえば、「なんだ、そんな単純なことだったか?!」と気付くのですが、
特に自分の専門の商品やサービスを売る場合には、お客さまの「伝えやすさ」を考えずに
専門用語のオンパレードでセールスレターやDMを書いてしまうことってありがちですよね。
平易なことばで、パーソナルに書くということの威力を改めて気付かされた
クライアントさんとのコンサルティングの場面でした。
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