SMAPというブランドの作り方~時空を共有して幸福感を与えられること
佐藤です。
かねてから、SMAPをはじめとする「ブランド」プロデューサーとしての
ジャニーズ事務所に非常に興味を持っていました。
「ブランドとしてのSMAPってなんだろう?」そこへ、松原のブログにも
登場したことのあるKちゃん(SMAPファン暦10年以上!)のお誘いで
SMAP 全国ツアー東京公演に行けることになり、もう有頂天。
会場は国立競技場!
Kちゃんとの集合は14:30なんと開演3時間前。
まずは、グッズ売り場につながる行列の末尾に。
一時間かけて汗まみれになりながら移動、グッズ売り場では妙に
落ち着いた販売担当スタッフが、次から次へとファンの皆様の
グッズ大人買いに対応するのには感動。
再び行列に連なり30分、やっと着席。Kちゃん曰く史上最悪の席。
コンクリートの階段を上って上ってスタンド最上段、聖火台から
左10席のブロック。
遥か下に凝った作りこみの滝のあるジャングル風ステージ。
「これじゃSMAPの姿も豆粒かぁ」
アリーナ席最前列でもスタンド最上段でも一律一人7500円の入場料。
なんともいえない不条理だけど、
そのことを大々的に文句を言うファンもない、という話を聞いて
不思議な気持ちになりました。
目の前には夕暮れていく東京の景色、新宿高層ビル群、
大きく広がる空を眺めながら待つこと1時間半。
徐々に客席は埋まり、なんと6万人。
モナコやリヒテンシュタインの総国民数を軽く越える6万人!
それにしても、東京でこんな大きな空を
のんびりと6万人の方々と見ることができるなんて。
最高でした。
平和を実感。幸福な時間を感謝しました。
女性ファンばかりかと思いきや最近はご家族でとか、
オフィス仲間とか、男性も多くなったとのこと。
前の席には高校生4人組。
この日はCDデビュー15周年。
「15周年ありがとうぉ~」とステージで叫んだ中居君、
「20周年も、30周年も SMAPをよろしく~」
「みんな一緒に生きていこうな~」とメンバーの声に会場も
「イェ~イ!」。
暗闇に包まれ始めた6万人の海を照らすペンライト。
「心の糸が静かに弾き始めるような、美しさ。上の席でよかった~」
(負け惜しみじゃなくってね)
「上の人も見えてるよ~」のゴンドラからの慎吾くんの声に、
さっきまで「たくや~」と叫んでいた隣の方も
「慎吾ぉ~」と叫んでいるおおらかさ。いいなぁ~。
衣装替え、ステージに人がいなくてスクリーンを見ている時間も
多少長い感じがあるのも、ファンも立ちっぱなしでなくていいし、
「えっ、これってファンも高齢化対策?ってこと?!」。
「みんな一緒に生きていこうなぁ~」の声にも素直にうなずけてしまう、暖かさ。
「幸福感をあたえること」これが「究極のブランド価値創造」。
不条理があってもそれを軽く超えて、幸福感を与えられるもの
時間と空間を共有して幸福感を与えられるもの
それが真のブランド と体感。
ジャニーズ事務所のアイドルマネージメント、ブランド構築は端的に言えば、
他の有名ブランド同様「イメージコントロール」、
スキャンダルの徹底排除、健全性、家族楽しむ、がキーワードかな?
で、メディアへの露出コントロール、不自然と見えるときもあるCD発売日
のコントロール。
ともすればビジネスライクで非常に怜悧だけれども、
SMAPメンバーの個性でそれを上回るブランド付加価値を付けている。
心の中に、自分とそのものが一体化して、イメージ、画像として残るもの
がブランドの条件とすれば、究極のブランドの条件にSMAPはみごと
あてはまっている。
こわれた鏡 ぴっかぴっかに いつまでも光らせて
過去は戻らないけど未来は続くもの
心の鏡 ぴっかぴっかに いつも輝いていて
微笑でハートきらめかせるのさ (心の鏡:福島優子)
絶叫でした。
3件のコメント
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ごめんなさい。現在この記事にはコメントできません。
今日はお目にかかれて嬉しかったです。
SMAP談義にもジャニーズ事務所のマーケティングの分析が働いて
さすがです。ほんのちょっとですがコンサートの様子がうかがえて、
来週の東京ドームが、益々楽しみになってきました。
(私は28日のドームなのです!)
コメント by Pumpkin — 2006年9月16日 @ 23:43
Pumpkinさんコメントありがとうございます。
ジャニーズ事務所経営研究はライフワークです。
是非、今後ともご指導よろしく御願いいたします。
また、お会いしましょうね。
楽しい時間をありがとうございました。
BGMは「負けるなBaby!~Never give up」でした。
コメント by Julia — 2006年9月17日 @ 14:09
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トラックバック by http://livegirlcam.pun.pl/ — 2006年9月23日 @ 00:44