2011/7/25 月曜日

96歳の女性フォトグラファーに学んだ、現役でいることの秘訣とは?

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先日、フェイスブックで友人の発信する情報
から、是非見てみたいと、こちらの写真展へ
行ってきました。

「平成23年日本写真協会賞受賞祝賀写真展
作家賞 ハービー・山口 / 功労賞 笹本恒子」

場所は、目黒の「ギャラリーコスモス」です。

特に、96歳の現役報道写真家、笹本恒子さん
の写真はどれも、

被写体の人柄が滲み​出た存在感のある作品ばかり
でした。

特に、井伏鱒二、藤山一郎、浅沼稲​次郎など、
明治生れの男性の写真は、印象的です。

腰がどっしり安定していて、姿勢がよく、格好
いい風貌の下に、

繊細だったり上品だったり、その方の内面が
窺われるポートレートなのです。

ギャラリーにはテーブルがしつらえてあり、

その上に「セオリー」という雑誌が置いてありました。 

笹本恒子さんのこれまでの行き方や現在の暮らし方が
数ページにわたって紹介されており、

食い入るように読んでしまいました。

笹本さんは、

・腹八分目が祖母と母の教え。お肉もワインも大好き。

・イヤリングとネイルは毎日欠かさない。

・何十年も、無印のA4ノートに日々の気付きを毎日メモ。

・去年95歳で自宅をリフォーム。とてもリフレッシュし、
「これで寿命が延びた。」と感じた。

等々。大層興味深い内容ばかりで、印象に残った
箇所を思わずノートに走り書きしていました。

やはり規律正しい生活と腹八分目で適性
体重を保ち、お洒落心を忘れないのが重要・・・・と
教えられました。

それと、やはり打ち込める仕事ですね。

一番印象深かったエピソードは、彼女は写真だけでは
生活していけない期間が、なんと20年近くもあったそう。

他の仕事もかけ持って糊口を凌いだ時期を経て、
ご主人の闘病という一番辛い時期にいらっしゃった時、

2万枚のネガから使えるものを拾い、きれいにして、
個展を開催。

この時の膨大な写真を整理したことが1つの転機に
なったのだそう。

彼女のこのエピソードは、自分のペースで長期でも
あきらめず、着実に歩んでいくことの大切さを教えて
くれたような気がして、

個人的にはとても勇気づけられました。

2年や3年、試みがうまくいかなかったり、思うように
事が運ばなくても、決してそこで腐ってはいけませんね。

そして付け焼刃ですが、単純な私は、

毎食、せめて腹九分でやめておこうと心に誓い、

そして翌日、新しいベースコートとネイルを買いに
走ったのでした・・・。

「平成23年日本写真協会賞受賞祝賀写真展
作家賞 ハービー・山口 / 功労賞 笹本恒子」

「ギャラリーコスモス」こちらのサイトでは、トークショーに参加された
方のレポートが載っています。

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2件のコメント »

  1. 素敵です! お顔が生き生きされていて
    とってもチャーミングですね♪

    ギャラリーに伺いたかったなァ♪

    早速笹本さんの本、写真集を探してみてみます♪

    コメント by まとりかりあ — 2011年7月27日 @ 18:01

  2. >まとりかりあさん

    コメントありがとうねー。

    笹本さん、本当に笑顔が素敵ですよね。
    この年代までは私たちでもまだまだ時間
    があるから^^、ぜひ目指したいですよね。

    まとさんは、写真を嗜まれるから、文字
    通り笹本二世になれるんじゃないかな^^?

    コメント by 松原@インスティル — 2011年7月28日 @ 08:20

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