2011/8/3 水曜日

分析の第一歩は、「分けて、比べる」こと

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最近、ネット通販データ分析のお問い合わせ
が増えています。

背景には、既存の小売り店ルートでの収益拡大
が厳しくなり、

新たな収益源として、ネット通販の取り組みを
真剣にせざるを得ない状況があると考えます。

「社内に分析のノウハウを持つ担当者がいない
んですよね。」

「数字の羅列にしか見えない購買データをどう
みたらいいか、わからないんですよ。」

というお言葉をよく耳にします。  

分析とは、「分けて、比べる」ことだと考えます。

例えば、

自社がA,B,C3つのブランドを展開して
いるネットショップだとします。

手始めにこの4-6月の売上合計をA,B,Cブランド別
に「分けて」
、それぞれ出し、ブランド間で「比べて」
みます。

これだけで、どのブランドが売上面でこの春夏に
最も貢献したのか、がわかります。

更に、仕入れ値とコストもブランド別に「分けて」
算出し、ブランドごとの利益を計算し、ブランド
間で「比べて」
みましょう。

売上面で多大な貢献をしていると思われていた
Aブランドが、

実は利益面ではマイナスで「問題児」になっていて、

売上の最も低いCブランドが、利益額では最も貢献
していた、ということもままある話です。

更にそこに「誰が買ったのか」という「顧客データ」
を加えることで、

会社の利益に最も貢献しているCブランドのファン
像や買い方が分かります。

従ってどうやって今後そのような顧客を増やして
いくべきか
、という課題設定にもつながります。

特別統計的な知識も、手法を知らなくても、

まずは、「分けて、比べる」。

これだけで、数字の羅列を、意味ある「情報」に転換
することが可能なのです。

 

 

☆☆ 8月26日(金) ㈱マーケティング研究協会様主催 ☆☆

 「ID付POSデータ分析入門セミナー」で講師を務めます。

詳細、お問い合わせはコチラから お願い致します。

顧客マーケティング、通販・POS分析のことなら 東京銀座 (株)インスティル
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