「100人中100人から失敗すると言われましたが・・・」その常識はホントに常識?
数寄屋橋交差点わきの桜。5分から7分咲きでした。
週末にはきっと満開ですね。
先日出張先の某地方都市の飲食店経営者様から伺った
お話はとても印象的でした。
レストランを新たに出店しようとした時、その商圏でのランチ
の最多価格は880円だったそう。そこにあえて1300円+αの
ランチを出したのだそうです。
社長さん曰く、
「オープン前当時、100人中100人から『絶対に失敗
するからやめた方がいい』と言われましたよ。」と苦笑。
反対した方の理由は、
「ここは田舎なんだから、新鮮な野菜料理を提供すること
等に全く目新しさはないし、消費者も価値を感じない。」
だったそう。
ところが周囲の反対を押し切り最低価格1300円でランチを
出した所、
店はオープン当初から黒字化。今では行列のできる繁盛店
に成長したのです。
社長はなぜ、強気な価格設定でも成功すると考えたのか。
それは、彼が一般の常識にとらわれず、まず自分の目で
じっくりと周りに住んでいる人達の属性を観察したからでした。
彼が出店したエリアは、県外からの多くの移住者が住んで
いたのだそうです。というのは大手製造業の支社や工場が
側にあったからでした。
「お洒落で寛げる空間で、美味しくて健康的なランチを友人と
食べられるなら、多少高くてもいい!」
と考えた転勤族の奥様たちの潜在ニーズを見事に掬いあげた
のでした。
「ここは田舎だから、田舎の人間は○○だ。」とひとくくりに考えて
しまうとそこから全くものを見なくなってしまうということですね。
「マスコミでよく言われているように・・・」
「○○って☓☓だよね・・・」
まず常識といわれている情報は、まず疑ってかかり、自分の
目と耳で情報を集め頭で考え判断することの重要さを実感させ
られた打合せの一風景でした。
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