「デザインフェスタ vol.35」 ブースに立って得た3つの気づき
一昨日のブログの続きです。
「デザインフェスタ」でクライアント様のブースに、
数時間立たせていただいた中で、気づいたことが
大きく3つありました。
まずは、
1 自分が売れる、と思ったものと実際売れたものは違う
これは、見事という位外れました(笑)。
ケーキやマカロンの色合いがシックできれいだから。
上品なデザインだから売れる!
と思っていた商品は、あまり動かず。
その一方で、「えーこれはちょっとセンス的にいかがな
ものか・・・。」
と心の中で思っていた商品が、案外お客様の手に
どんどん取られ、売れていきました。
信じていいのは、POSデータだけ。自分のセンスではない。
と思い知らされました。
2 最初に目に留まる商品が必ずしも購入される訳ではない
最初にブースにいらして「わ、可愛い!」「何これ、面白い!」
と目に留まる商品は、
極めてリアルに作ってあったり、またフルーツに顔などのコミカ
ルな表情が描かれてあったりする個性的な商品ですが、
実際に売れていくのは、少し無難だったり小さめの商品や、
やさしげな商品であったりするのです。
売る側としては、見せ筋と売れ筋をしっかり把握する必要性を
感じました。
3 お客様はコミュニケーションも含め楽しい購買体験を求めている。
「ハンドメイドの祭典」と銘打ったイベントに来場されるお客様
ですので、「購買体験」を含めて楽しんでやろう!という雰囲気
に満ちた方が多かったです。
具体的には、少しでも自分のセンスや感性にフィットしたものを
探す態度が貪欲ですし、
店員さんにも尋ねることも多いです。
特にファッションブースではその傾向がとても強くみられましたね。
販売に立っていた彼女は自作の服を着て接客にあたっていましたが、
ブースに立ち寄るお客様も、自作の服やアクセサリーを身につけて
いる方もいらっしゃいました。
お客様の自作の服を彼女が褒めたことから、会話がどんどん膨らんで、
すぐに友達モードになり、お客様も満足して洋服を購入され帰っていく
というシーンが何度も見られました。
普段の業務とは異なる業界のイベントや、異なる消費者が集まる場
に行ってその空気を身をもって体感することは、
自分の持っている常識や、マスコミの受け売りだった知識を
覆されるので、お薦めです。
凝り固まった考えをときほぐし、謙虚な気持ちにさせてくれます。
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