転職先で長く続く人・続かない人の言葉
コレド室町の「四川飯店」で頂いた冷し坦々麺。
ヤングコーンの食感がシャキシャキとアクセント
になっていて、とても夏向きの一品でした。
それを頂きながら聞いた友人のひと言が、
とても興味深くて、思わず「へぇ~そうなんだ!」
と感心してしまった、ので書きとめておきたい。
それは、
「『この会社を最後(の転職先)にしたい』って
いう人は、すぐに辞めることが多い」
という何とも矛盾にみちたお言葉。
人材関連会社の会社で管理職として働く友人。
これまでに数多くの人を面接してきていた経験
から出たこのひと言は、とても心に残った。
何故そうなるのか、私なりの解釈は、こうだ。
そもそも、この会社を最後の勤め先にしたい、
という決意は、自分自身に対して誓うものだ。
他人、ましてや雇い主である企業の同僚・先輩
に宣言するべき質のものではないと思う。
では、自分自身に誓えばよい決意をなぜ他人に
宣言するのか、
その裏には、「自分はそう決心しているのだから、
何か大変なことがあったら、その時は宜しくね。」
という周囲への依存の心が、ある気がしてならない。
従って、顧客や社内のトラブル等外部からのストレス
に晒された時、あっけなく決意がポキッと折れて
しまうのではないだろうか。
また、友人は続けてこんなことも言った。
「反対に、
『何だか面白そうだと思ったのでやってみます。』
『向いているかいないかわからないけどとりあえ
ずやってみます』
って言う人の方が案外長く続くんだよね。」と。
これは、前者と比べると軽やかさに格段の違いが
ある。
そして「まずはやってみる」という姿勢には、これ
から待ち構える様々な出来事をそのまま受け止め
るよ、というしなやかな考えが反映されているよう
に思う。
時々起業の相談に乗る立場から、さて、起業して
長く続き成功を収めている人が口にする言葉は
何だっけと改めて自問してみた立秋過ぎの夜
でした。
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