39歳のJJ読者
友人のN子ちゃんのことです。
N子ちゃんは国内大手の金融機関に15年間勤めた後、
外資系金融機関に晴れて昨年末に転職を果たしたのです。
お給料も申し分なく上がったよう。
シングルで実家住まいなのでおそらく今の彼女にお金を理由
で買うのをためらうモノはないでしょう。
しかし彼女の愛読誌は20年来変わっていません。
当然彼女のファッションもかの誌で紹介されたアイテムばかりです。
年齢的に見れば「STORY」いや、五十歩譲って「Domani」「Grazia」、
百歩譲ったとして「OGGI」の世代なのに・・・。
転職祝いに久々に会った時の私達の会話。
「N子ちゃん、転職祝いの自分へのご褒美は何か買った?」と私。
「はい。えっとエフデのスーツです。フランドル系の」と屈託ない彼女。
「あとは?」とすかさず私。
「えっと、Mプルミエでジャケット。これって確か新宿伊勢丹と有楽町
阪急にしか入ってないんですよね。あとはサマタバで。。。」
彼女の買うアイテムはいわゆる「デパートの2階」ショップ。
「2階から上がれない女」。心の中でそんな文字が浮かび上がりました。
光文社系だと「JJ」→「CLASSY」→「VERY」→「STORY」とどんどん卒業
して次世代雑誌に移っていく流れがある中で、N子ちゃんのように、
その一雑誌にずっと踏みとどまっている読者層ってどの位いるのでしょうか?
そしてそこの留まる理由とは何なのでしょう?
これはN子ちゃんの言動をじっと観察していても未だになぞが解けません。
でも、こうなったらとことん、行けるところまで行って欲しい、と
秘かに願う私なのでした。
みなさんも身近に愛読書のターゲットが著しく離れてしまっている様な
方はいませんか?
1件のコメント
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トラックバック by Meridia — 2006年10月27日 @ 15:49