それが「通人(メイヴン)の性」だから・・・
先日クライアント様とコンサルティング前にランチ
をしていた時の会話です。
「そういえば、診断士の合格体験記の執筆したら、
本とその予備校のHPに掲載されたんですよー。
それでまた予備校から依頼があったので今度は
診断士受験コースの無料説明会に卒業生みたい
な形で出ることになったんです。」
と言うと、
クライアント様はとても驚いた面持ちで、
「松原さん、どうしてそんなことをあえてやりたいと
思うんですか??」と尋ねられました。
「どうしてって、その学校のカリキュラムとかとても
よかったし、1年間の受験勉強が苦じゃなかったから、
そのよさを多くのヒトに伝えられたら集まった方にも
学校にも喜ばれるんじゃないかと思って・・・」と私。
そのクライアント様いわく、
自分の体験したことがよかった場合であっても、
それを公のような場所で身分を明かして伝えることは、
恥ずかしさと共に「そもそもする気がない。」とのこと。
自分が無意識にやっていることは、往々にして
他のヒトもみなそうであると思いがちだ、という
法則をすっかり忘れた私。
「そんなものかなー」と思いながら、偶然数日後、
まだ読んでいなかった「急に売れ始めるにはワケがある」
を手にとってみました。
本の前半のパートでは、
あるアイディアや行動や流行がある所から一気に広がる
には、次の3種類の人たちが重要な役割を果たすという
ことが書かれています。
・媒介者(コネクター)
・通人(メイヴン)
・セールスマン
「通人(メイブン)」について記述された文章を読んた瞬間、
思わず「これって私のことだよ!!」と心の中で叫んで
しまいました。
引用ココから===============================
メイヴンで重要なことは、(中略)ただたんにコーヒーを
どうやったら安く買えるかということに執着しているの
ではない。
彼らを特異な存在にしているのは、どうすれば良い
買い物ができるかがわかったら、それを他人に教え
たがっているというところなのです。
===============================引用ココまで
そして次の一文にもまたまた頭をガーンと殴られた
位の衝撃を受けました。
引用ココから===============================
専門家は「たとえば自動車なら自動車が好きだから
自動車について語るわけでしょう。でもあなたが好き
だから自動車について語るわけではないし、あなたの
決断の手助けをしようとはしない。
市場通の場合は、そうなの。社交的な動機のほうが
大きいのよ。
===============================引用ココまで
まさにその通りだったからです。
私は別に予備校を愛しているのではなく、
予備校のよい点を伝えることで多くの人たちの
決断のサポートをし、少しでも喜んでもらえたら
嬉しい!
という社交的動機によってつき動かされていた
んです。
合格体験記も、無料説明会に出ることも、
すべて「メイヴンの性」ゆえの行動。
何だか自分の行動要因をまる裸にされたようで、
ちょっと恥ずかしかったです(笑)。
みなさんの中にも『私のお仲間』、いらっしゃい
ませんか?
2件のコメント »
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はい!仲間です~(笑)
ともするとおせっかいになり勝ちなんですが、
私の場合は「社交性」の動機とともに、
「何かしら、世の中に影響力を与えたい」
ということも働いている気がします。
マーケターの仕事をしているのも、
根源は同じ気がします。
コメント by 福井@アイボリーマーケティング — 2009年6月10日 @ 09:42
>福井@アイボリーマーケティングさん
コメントありがとうございます!
なるほど世の中へ影響力を与えること
も動機の1つなのですね。
私にはその動機はかなり希薄なので
とても興味深かったです!
私にはおせっかいと思わずこれから
もガンガン教えて下さい(笑)。
コメント by 松原@インスティル — 2009年6月11日 @ 07:01