実務補習仲間との読書談義その2 — 私がお薦めした本
7/5の記事の続きです。
実務補習仲間との月イチ勉強会で、
私がお薦めした本は、
まずダイレクト・マーケティングを仕事に
している関係からコチラ。
ダイレクト・マーケティングでは超有名な本
なので、知っている方も多いと思います。
お客さまは、理屈ではなく感情でモノやサー
ビスを買うことはよく知られていますが、
その「購入」という決断をするに至る
「心理的引き金(トリガー)」３０のポイントが、
ストーリー仕立てで語られている、
面白くて且つ極めて実践的な本です。
初版は２００６年３月ですが、すぐに購入した後
本文に何度も青ペンで傍線を引き夢中で読み
終えました。
もう目から鱗の連続だったからです。
何故なら、その当時私はマーケティング・コンサル
ティングのサービスを開始したばかりだったのですが、
クライアントさまが書かれたメールマガジンやブログ
の添削をする場合、
自分では「この文章はもっとこう書いたほうが
絶対にお客様に訴える。」ということが分かってい
ながら、
それが何故なのか、論拠を説明できずに悩むことが
多かったからなのです。
「それは野生の勘です」等とは絶対に言えませんし(笑)。
いわば、自分の勘やこれまでの経験から導き出して
いたテクニックを、具体的に1つ1つ論証してもらった
感じで、
実に腑に落ちることが多かったのです。
また、それ以外に知らない「トリガー」も数多くありました。
例えば、自分がお客様にとってあまり馴染みのない
商品・サービスを販売する場合、
お客様が既に知っているものと重ね合わせるように
書くことで、具体的なイメージを描きやすくする
「リンキング」という手法や、
(「16 集団妄想、そしてマーケティング・アイディア」)
お客様が必要としていないアピールポイントは
絶対にアピールしない。1つ1つの言葉を吟味して、
全ての言葉にお客様が首を縦に振ってくれるか
チェックすること、など。(「28 お風呂に入ってバス」)
本当に実務に使える法則ばかりでした。
マーケターだけでなく、ブログやＨＰなど文章や
画像で直接集客や販売、お客様との関係性の
強化を図っている全ての方に、
必ず1つは実行できる要素を発見できるスグレ本です！
「シュガーマンのマーケティング30の法則」
ジョゼフ・シュガーマン(フォレスト出版)
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