2005/11/4 金曜日

切り口は「商品」ではなく、人!ホールフーズ・マーケットの販促パンフ

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ホールフーズ・マーケットの秋の販促パンフレットを入手しました。
ターゲットは子供たち。つまり子供向け商品の販促のパンフなのです。

大きさはたて27.5cm、横15.5cmのうす型A4サイズで、元気いっぱいの
子供たちの写真と、「Try This! For Back to School」
(試してみて! これから始まる学校生活に向けて)のタイトルが目を惹きます。

ページを開いてみると、その内容にとても感心させられました。
なぜかというと、

商品の販促が「育ち盛りの子供の生活シーン」という切り口で一貫性を
持って提案できているからです。

「朝食編」「昼食編」「放課後編」「遊びの燃料に」「あまいおやつ」
「絶対に食べられないと思っていたもの」などというカテゴリーで
それぞれの商品が紹介されています。

たとえば、「遊びの燃料に」のページに紹介されている「冷凍枝豆」。

なぜ、枝豆が体によいのか(ちなみにEdamameは英語になっている)、
そしてなぜ、夕食までの「つなぎ」として食べるのがよいのか。

あるいは、2口で食べられてしまうブラウニーはなぜ、その大きさが
よいのか。
といった事が書かれています。

こういう切り口だと商品を買う親の立場からすると、自分の子供の
生活や行動シーンと商品を結びつけやすくなるので、手に取る確率も
高いのでしょう。

もちろん有機栽培・食品添加物なし・化学調味料なし・成長ホルモン
不使用などの記載あります。でもこれだけだと、実に味気ない商品紹介
になり、感情に訴えかけてきません。

さらに、各ページには仲のよい親子が商品を手に遊ぶ写真がアップで
掲載されています。ずいぶん素人さんっぽいけど何かとてもなごやかな
雰囲気を感じるな、と思っていたら何とその方々は全員ホールフーズの
従業員さん達でした。

このつくりも非常に「家族と家族の健康を大事に考えている企業」という
イメージ作りには一役買いますね。

ちなみに「絶対に食べられないと思っていたもの」のコーナーで紹介
されていたのは「スシ」と「ブルサンチーズ」でした。

オーガニック食品市場の拡大を追い風に、益々勢いを感じさせるお店
の販促はこれからも目が離せないと思いました。

顧客マーケティング、通販・POS分析のことなら 東京銀座 (株)インスティル
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6件のコメント

  1. ちょうど今朝、wholefoodって単語が辞書にあるんだね~って家族と話していたところでした。
    さすがに、伸び盛りの起業は販売促進のわざも、半端じゃありませんね。

    コメント by Pumpkin — 2005年11月5日 @ 19:38

  2. >Pumpkinさん
    コメントありがとうございます。そうなんですよね。
    wholefoodっていう単語。続々と同業もオープンしている様
    ですし、この流れは日本にも確実に来るかなと思いますね。
    その節は本当にお世話になっちゃいましてありがとうござい
    ました!

    コメント by 松原@インスティル — 2005年11月5日 @ 20:04

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