2005/7/24 日曜日

コンビニのうなぎ戦争に見るハンドビラ作りの極意

Filed under: - instill @ 0:00

4日後の7月28日(木)は、土用の丑の日ですね。

新聞でも盛んに取り上げられているようにコンビニ
各社は、「うなぎの蒲焼重」などの予約受付を盛んに
宣伝していますね。

そんなうなぎ戦争の真っ只中、大手2社SとLのうな重
パンフレットを比較してみると・・・・

予約注文の締め切り日や受け渡し日はほぼ一緒。

「うな重」の写真自体はどちらも美味しそうで甲乙つけ
難い印象でした。

しかし、大いに差があったのは商品の説明文です。

Lが「ほどよく脂ののったうなぎを一尾分使用」
「こんがりふっくらした焼き上がり」なのに対し、
Sはすごいです!

「管理の行き届いた宮崎産」「炭の香ばしい風味に、
山椒もピリリときいて、うなぎ本来のうまみがきわ
だって」「タレはうなぎの骨から煮込んだコクのある」
「さらに焼きダレ・照りダレ・別添ダレの3種類を贅沢に
使って仕上げました」でトドメ。

Sの方が、これでもかという位に五感を刺激するように
文章を作っているのです。

読むと炭の熱さ、タレの焼ける香ばしいにおい、端に
少し焦げ目がついたうなぎの色味、口に入れた時の
山椒と一体になって広がる旨み、すべてが頭の中で
イメージできる位ディテールを表現してます。

更に「骨から煮込んだ・・・」「焼きダレ・照りダレ・
別添ダレ」などでこだわり感があることもしっかり
伝えようとしています。

それに対しLは、「こんがり」「ふっくら」を具体的に
説明する表現がないのです。

あまりに一般的な表現で絵が浮かびません。ましてや
嗅覚や触覚までは刺激されないのです。

さすが、Sです。

お惣菜屋さんや、中華や洋食のデリバリーサービスを
しているお店、ネットで食品を販売するお店のオーナー
さん、一度この「土用の丑の日」チラシ、チェックして
みてください。

ご自分のお店の販促チラシ・ビラ作りのヒントが沢山
得られますよ。

顧客マーケティング、通販・POS分析のことなら 東京銀座 (株)インスティル
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6件のコメント

  1. 絶対にS社のを買います。いえ、今すぐ直行したいぐらいです。ここまで具体的に書かれちゃうともう頭ん中はウナギだらけになりますね。勝負アリですね(^_-)-☆

    コメント by barbie — 2005年7月24日 @ 21:55

  2. いや、参りました!(笑)
    本当にSは上手いですね。
    Lとの地力の差は、このようなところの積み重ねなんでしょうね。
    消費者とコミュニケする姿勢に真剣さを感じました。
    Lは、まさに仕事でやってますみたいで、良さをわかって欲しいという
    意気込みが感じられません。
    担当者が、自社の商品をどう思っているか、ウラを読んでしまいますね。

    コメント by おきらく堂 — 2005年7月25日 @ 09:52

  3. >barbieさん
    コメントありがとうございます。私も実はビラを見てたら
    頭がウナギだらけになって店に直行してしまいました(笑)!

    コメント by 松原@インスティル — 2005年7月25日 @ 21:26

  4. >おきらく堂さん
    いつもコメントありがとうございます。
    そうですね、確かにこの差は「自力」といえる
    かもしれないですねー。

    コメント by 松原@インスティル — 2005年7月25日 @ 21:27

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