2009/10/15 木曜日

なぜ水産缶が急に売れ始めた?! 顧客データ分析からみえること

Filed under: - instill @ 12:00

kinmoku.jpg

駅近くのキンモクセイ。
側を通るたび、香りで幸せな気分
になります^^。

 

昨日はクライアントさまとスーパー
マーケットの顧客購買データ分析    
結果レポートのレビュー日。

1つ珍しい動きをしていた商品があり
ました。

それは、

鮭缶やマグロ缶等に代表される水産
缶詰。

ある商品の売行きが、7月からぐっと
上昇しているのです。

前年同月比も10倍以上伸びています。
単価はほぼ横ばいにも関わらずです。

不思議に思いご担当者に、

「これ、何か店頭で露出を高めたとか
売り場を広げたとかされたのでしょうか」

と伺ったところ、思わぬ回答が来ました。

「あー!もしかするとこれ、

店頭で『新型インフルエンザ対策で買い
置きは十分ですか』という企画を売り場
で始めた時期と重なりますね。

この商品を含めて缶詰など保存のきく
食品を集めて一か所にまとめて展開
したんですよね。」

とのこと。

「しかし、こんなに効果が表れているとは
・・・。」と驚いたご様子。

顧客データ分析からみえることは、     

顧客の客単価の推移や、リピーター
比率の推移、来店頻度、1商品当たり
の平均単価など

お客様の購買行動が把握できること
ですが、

今回のように、普段の生活に大きな影響
を及ぼす現象が起こった時、

地域のお客様にはどんな貢献ができるの
かを考えさせてくれるヒントにもなります。

お客様の現在のニーズや買い物する上
での不安を先読みして売り場に反映
する
ことは、

お客様との信頼関係を更に強くする上で、
そしてお店として利益をしっかり確保して
いく上で、

極めて重要であると知らされました。

顧客マーケティング、通販・POS分析のことなら 東京銀座 (株)インスティル
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