2005/7/20 水曜日

「何を言われたか」より「誰に言われたか」が大事 その2

Filed under: - instill @ 0:00

昨日の記事では、「誰に言われたか」がマーケティング的にとても重要である、
と書きました。

例えばお店やサロンを運営している場合、お店についての評価を、
「誰に言って頂いたらいいのか?」少し視点を変えて考えてみましょう。

次の見込み客へのアピール度合いがどれだけ差があるか?と。

つまり「誰の薦めだったらお客さんは自分のお店に来て商品やサービスを買って
くれるのか」と考えてみましょう。

例えばエグゼクティブ向けのマッサージサービスなどを行っているサロンの場合、
料金は高めに設定しても、ターゲット層の経済力から考えると恐らく支払い的には
問題のない場合が多いでしょう。

それでも、まだこのサービスを受けていない見込み客である経営者A氏が心配
することは、本当に支払った金額と費やした時間(こちらの方が金額よりも大事)
に対してマッサージが納得のいくものか、ということです。

何故ならまだサービスを体験していないのですから。

そこで、既にこのサービスを何回も受けていて顧客になっているA氏と同じ年代・
経営者のB氏に「いかに自分が受けているサービスがいいものであるか」を語って
いただくのです。

その際のポイントは、「より具体的に、読んでいる人の頭の中にイメージがくっきりと
浮かぶように」。

そして経営者相手であれば、その結果どのように仕事の生産性が上がったかなど、
経営にメリットがあったことも忘れずに語っていただくのです。

さらに、特に支払い金額が大きい場合、そのリターンが得られるかどうかを心配する
心理的な壁を取り除くには、「どうして自分はそのサービスを受けることに決めたのか」という
迷いを含めた決断までのプロセスも語っていただくのです。

すると「あ、この人も自分と同じ経営者で同じところで迷っていたけど、結果マッサージを
受けて満足しているんだ」という気持ちになり心理的な壁は取り除かれる場合が多いのです。

これが同じ顧客でも20代のOLがいくらこのサービスを褒めちぎっても、絶対にA氏の心は
動かせません。

ターゲット顧客と同種の超優良顧客に自社のサービス・商品を語っていただくこと。
超お得意様であればあなたのお店が提供するサービスを喜んで語ってくれるでしょう。

お金もさほどかからないこの方法、是非お試しください。

顧客マーケティング、通販・POS分析のことなら 東京銀座 (株)インスティル
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4件のコメント

  1. こちらのブログのスポンサー欄にも出ている平さん、
    以前彼のセミナーで「『消費者の声』を自分で書いてます」みたいなコト言ってました。

    誤解の無きように申し上げますと、欲しいキーワードが出る様
    インタビューなどでも誘導を上手に行わないとイカンですよっ! て意味みたいですね。

    こうすればターゲットに語りかけて欲しいキーワードを
    漏らすことなく計算どおりに効く広告となるとのことでした。

    誰に語ってもらうかを決めて、欲しいキーワードを語っていただく。
    あの人に振り向いてもらうには、誰に何て言っていただくのが一番
    響くだろうか? ということをしっかりと念頭におく、
    ということなんですね。

    コメント by しらわち — 2005年7月21日 @ 14:30

  2. >しらわちさん
    いつもコメントをありがとうございます。
    なるほど、そうかもしれないですね。消費者は
    欲しい気持ちがあってもそれをそのまま伝える
    的確な言葉を選ばない場合もありますものね。
    参考になりました。

    コメント by 松原@インスティル — 2005年7月25日 @ 21:24

  3. Meridia
    Sibutramine ( Meridia ) Online

    トラックバック by Meridia — 2006年10月27日 @ 15:36

  4. Propecia
    Propecia Online

    トラックバック by Propecia — 2006年10月27日 @ 15:43

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