2009/10/23 金曜日

人間関係に悩んだら脳科学 茂木健一郎先生との二日間

Filed under: - instill @ 13:00

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走る知的好奇心 佐藤です。
秋です。食べても走ってもいい季節ですが、
実は学ぶにもいい季節ですよね。

いよいよ今週末10月25日には、
日本一過酷なマラソン かもしれない
東京大学戸田マラソンに出走します。
体力勝負のその前に、知力も鍛えよう

ということで、

東京大学山中寮内藤セミナーハウスにて行われた
第3回内藤塾に参加しました。
講師は脳科学者の茂木健一郎先生

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初日のテーマは「認知神経科学のシステム論的転回」
2日目は「心脳問題」-クオリアと自由意思を巡って-

はぁ~、思わずため息のでるような難しそうなテーマです。
常に睡魔に秒殺される私です。心配でした。
が、講義の内容が、あちらこちらに飛び
気がつくとまた最初のポイントに戻り、
結果すべての内容は、クモの巣のように繋がっていて・・・
 「あっ、そういうことかぁ」
とさまざまな発見があり、一睡もすることがありませんでした。

特に「脳科学は、人間関係理解に役立つんだ!」
と、思わず膝打ちしたくなった点は、

☆人は偶有性があるとうれしい
☆人はSecure Base(安全な基地)があると、
Exploration (探策)に踏み出せ、
Secure Baseを与えてくれた人にAttachment(愛情)をもつ
ということ。

『Contingency 偶有性
(ある事象が半ば偶然的に半ば必然的に起こる)
脳はどうやってこれと向き合うのか?
強化学習→なにかうまくいく⇒ドーパミン の発生 ⇒快感

だから、
Googleをつい長時間やってしまうのは
Googleが偶有性を設計しているから
携帯が手放せないのも偶有性があるから 携帯はドーパミン発生器 
ということ。

「何が報酬になるのかわからない」不確実性に向き合った時
人間の行動を強化するのはドーパミン
ドーパミンをうまくだすにはサプライズが重要
これが学習につながっている

確実な報酬源と不確実な報酬源とのバランスが必要で
自分の握っている安定(Secure Base)を手放さないまま、
不確実性な報酬をゲットしにいくこと。
このバランスをとることができる脳をみんな持っている。
創造性は不確実な報酬の探索の結果生まれる。

人はSecure Baseを与えてくれる人にアタッチメントをもつ
相手を囲い込むのではなく、
相手にとってのSecureBaseにならなくてはいけない
そうすればAttachment ができて離れられない』

いかがでしょうか?
偶有性を設計すること、
Secure Baseを与えること、

この2点はビジネス、コーチング、恋愛、親子関係、などなど
さまざまな場面での人間関係理解の必勝ポイント
と納得、
思わずにっこり
睡魔に倒れなくてよかったぁ、と思いました。

その他にも収穫は盛りだくさんでしたよ。写真の説明です。
〇1日目の夕日を見ながら湖畔の散策
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〇2日目の朝、山中湖を一周、OB、現役院生、ラン友安島さんと走りました。
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〇同室はミス東大に推したいくらいかわいらしい、澤田さんとラン友安島さん。
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〇宿泊したのは、「ALWAYS 3丁目の夕日」 のセットかぁ?、と思わせる旧東大山中寮の壁、天井、窓枠を移築したメモリアルルーム
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