「ファベックス2010」見学記 その2
前回の記事に引き続き、「ファベックス2010」
の見学記です。
「ファベックス」とは、
「The World Food And Beverage Great EXpo 201」
の略称で、その頭文字をとって”FABEX”。
中食・外食業界など、「食の業務用展示会」です。
同時に次の3つの展示会が開催されていました。
「デザート・スイーツ&ドリンク展」
「食肉産業展」
「ワイン&グルメジャパン」
ファベックスと合わせ4つの展示会を全て見ると
文字通りフルコースで「食」の今が分かります。
特に印象的だったのは、
「デザート・スイーツ&ドリンク展」です。
流行りのスイーツや素材、パッケージからは
今の社会情勢やトレンドが見えるからです。
某スイーツのパッケージメーカーの方にお伺い
した話は、
一昨年からマカロンがヒットしているので、
カップやグラス等ケーキを入れるパッケージ資材も、
よりパステルカラー寄りの商品が増えていること。
また米粉を用いたデザートパンなどの商品開発が
とても目立ちました。
「デザート・スイーツ&ドリンク展」では、
「スペシャルトークショー」も開催されていました。
私が参加した時間帯では、
「料理通信」編集長の君島佐和子さん、
帝国ホテル東京/ペストリー課長の望月完次郎氏と
ホテルニューオータニ/調理部長シェフパティシエの
中島眞介氏が
「デザートの進化と今後の展望」
をテーマに45分間お話をされました。
帝国ホテルで販売されているフルーツケーキ
「オーチャード」は、13種類の異なるフルーツを
別々にお酒に付けその後真空調理し、
焼き上がったらナポレオンをかけ仕上げる
1本10500円、1日限定7本の超高級ケーキ。
毎日完売してしまうとのこと。
また、ホテルニューオータニでは、ショートケーキ
用に毎日4種類の異なるスポンジケーキを焼いて
いるそうです。
中島シェフが作って来て下さった「スーパー黒豆カン」
は、このように
「水のちがいによるかんてんの味を食べ比べてみて
ください」
ということで、
東京都の水道水とニューオータニで使われている温泉水
という2種類の水で作られた黒豆カンを試食する
時間もありました。
食べてみると、明らかに後味が全然違いました!
水道水の方は後味が何となくカルキ臭い感じがする一方、
温泉水の方はすっきりとしてほのかな甘みが残ります。
このように、様々な食のプロの話もたっぷり聴けて、頭も
目もお腹も?大満足な1日でした。
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