2005/6/14 火曜日

ターゲット顧客のズレはビジネスチャンス!

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商品が、当初のターゲット層とは異なる層から
思わぬ支持を受けるケースがままあります。
ある食品メーカーさんのケースでは、


電子レンジでチンするだけで食べられるリゾット
を20-30歳代の女性向けに売り出しましたところ、
意外と男性客の支持を集めました。

その理由は当初女性向けということで、夜食で
食べても太らないように、或いはサラダやデザート
と一緒に食べても平気なように量を少なめにして
というコンセプトだったのですが、意外とこの少ない
量がリゾットを酒の肴にして食べる男性の支持を
受けたのだとか。

また、園芸店でいきなり尿素の売上が伸びたと
思ったら手作り化粧品ブームで多くの女性が購入
したから、とか。

インターネット販売のサイトではこのターゲット顧客の
ズレは、ショッピングの際に顧客登録を事前にさせる
関係上データが存在しているので割合早く気づくもの
ですが、実店舗の場合ですと購買データの性別・年代
別分析を試みない限りは中々気づきにくいものです。

このズレに早く気づけば気づくほど、ビジネスチャンスは
大きくなります。何故なら先程のメーカーさんの立場で
あれば「当初ターゲットの女性だけでなく、更に男性にも
お買上いただいているのですよ。」とこの事例を横展開
して他の小売店さんに営業できます。勿論お店の方も
「じゃあ、ワインのお供に」というコピーを商品の脇に
つけてアピールすることもできるでしょう。

尿素が化粧水を作る女性に受けているのだったら、
1KG入りの袋ではなく、もっと小分けにした少量パックで
売り出すことも購入率を高めるでしょう。

思わぬ動機で消費者はモノを買っているのです。

商品やサービスを提供していらっしゃる皆さん、
一度想定ターゲットと実顧客のズレを測ってみませんか?
購買した方の「顔を知る」作業は儲けのタネを発見すると
いうこと。きっとワクワク楽しいですよ!

顧客マーケティング、通販・POS分析のことなら 東京銀座 (株)インスティル
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4件のコメント

  1. メーカーの新商品は、毎年たくさん出てきますが、どこが差別化されているのか
    まったく判りませんよね。想定顧客より、他社製品を見ている気がします。
    横並びですよね。
    先ず、メーカーのマーケティング担当者には、自身がよい消費者となって
    頂きたいですね。消費者のニーズ、ウォンツを同じ目線でキャッチして
    もらいたいものです。

    コメント by おきらく堂 — 2005年6月15日 @ 09:57

  2. >おきらく堂さま
    いつもコメントありがとうございます。
    確かにその様な点があると思います。「仕事」
    となってしまうとつい効率化やスピード化を
    追求するあまりいつものやり方、考え方に
    とらわれて疑問を持たなくなる傾向があるかも
    知れません。自戒を含めてです。

    コメント by 松原@インスティル — 2005年6月15日 @ 15:27

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