2006/7/19 水曜日

料理レシピ本にみる「2倍の法則」について

Filed under: - instill @ 14:00

突然ですが、皆さんお料理するのはお好きですか?
私はまあまあです。

食べることが大好きだから、作ることにもとても興味があるのですが、
しばしば自分の不器用さや手際の悪さにうーんざりすることも。

それでも美味しい料理を作ってみたい!という思いは強いので
料理本コーナーにはよく立ち寄ります。

先日からJR赤羽駅ナカの本屋さんで、これらの本が平積みにされて
いて、気になっていました。

15分でごはん!」「10分でごはん!」

このシリーズ本、おそらく「10分でごはん!」の方が後に刊行されたん
だろうなぁと思い、奥付をみてみたらやはり!

「15分」の方は2005年11月に発売され、半年後の2006年5月に「10分」が
出たようです。

大体このような短時間で献立が完成するというシリーズは、実際作って
みるとタイトルにある時間の最低2倍かかるというのが、実体験から
得た感想で。

「実質調理時間2倍の法則」と名付けたいくらい。

おそらく料理研究家の先生たちが普通のスピードとスムーズな段取りで
やるからこの時間で済むんだよな、といつも感じます。

「NHKきょうの料理」でも「20分で晩ごはんの献立」という番組が
あります。見たことある方なら共感してもらえると思うのですが、

センセイたちがすごいスピードで作りあげていくのです。
1度平野レミ先生の回を観たましたが、そのあわただしさに観終った後、
とても疲れてしまったっけ。

そもそも料理が段取りよく手早くできる人は、こんな本は手にとらないの
です。本など見なくても10-15分で仕上げられるから。

短時間で料理が仕上がらない段取り悪い不器用さんが「15分」「10分」
という時間に惹かれるのです。

おそらく出版社は「15分」を出した後で、これを手にとった読者が、
実際には30分近くかかることに気づいて、もっと時間を短縮しないと
現実的には使えないと考えたのではないかなと勝手に思いました。

「10分でごはん!」なら実質かかる時間は20分。
これなら悪くないですもんね♪

と、思って検索エンジンでいろいろ調べてみたら、
30分でできる大満足の晩ごはん」もありました!
しかも同じ出版社から1996年に刊行されてました。
きっと1時間かかったんだろうなぁ。。。

料理だけじゃなくて、パソコンソフトの操作や何か知識や技術を習得する
本でも同じことが言えるのかも・・・・。

「2時間で自分のホームページが作れる」
「3日でできるネットショップ」
「1週間でできるパッチワーク小物」

実際には何倍の法則になるのか、ちょっと興味津々です。

商品のタイトルやキャッチコピーに時間を入れる場合、
「誰がやった時にそれ位の時間がかかるのか。」を頭に入れておく必要が
ありますね。そしてあまりにターゲットとするお客さんがやった時にかかる
時間との差が大きいと売れないですよね。

さて今日は帰りが遅くなりそうなので、晩ごはんは更に短時間をアピールする
こちらのレシピでも参考にしようかなと思います。

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2件のコメント

  1. 「こちらのレシピ」美味しいといいですね!?

    コメント by おきらく堂 — 2006年7月20日 @ 16:33

  2. >おきらく堂さん
    よく見たら実は作りたいものが見つかりませんでしたので、
    いつも通り料理好きな家人にお願いすることにしました(とほほ)。

    コメント by 松原@インスティル — 2006年7月20日 @ 21:29

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