2012/1/27 金曜日

「着衣のマハ」と40年ぶりの邂逅 (2)

Filed under: - instill @ 23:55

さて、月曜日のブログの続きです。

なぜ、40年前に家族ぐるみで「ゴヤ展」に行ったのか?

それは、


当時、ファミリーで出かける場所やイベントが、
現在とは比べ物にならない位少なかったからと
思われます。

また情報も圧倒的に少なく、多分どこか遠出をし
ようという場合の情報源はテレビと新聞、ラジオが
主力だったのでしょう。

ですので、例え私の両親の様にさほど興味がない
アートの分野でも、

海外から一流の絵画が日本で公開される、という
情報が、

家族一緒に出かけてそれを楽しみたいという
動機に十分なりえたのだと思います。
今振り返ってみれば、ゴヤ展に行ったその3年後の
モナ・リザ展」にも家族でやはり出かけています。

 
こちらは、約3ヵ月間の期間中150万人を動員した
のだとか。1日平均入場者数は約3万人だったそう
です。  

一方2009年の展示会入場者数ランキング1位は
国宝 阿修羅展」ですが、1日平均1万5960人
を動員数。モナリザ展の約半分です。

いかにモナリザ展がすごかったかを物語ってい
ますね。こちらも国民的イベントだったのですね。

40年後、ゴヤの絵画がもしまた来日するとしたら、
どんな心持ちで絵を観ているのか?

そしてその時私たち日本人は、美術展とどの
様な関係性を持っているのか、を考えた1月下旬
の週末でした。

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