2012/7/19 木曜日

クレイマーがロイヤルカスタマーに変貌を遂げる時

Filed under: - instill @ 23:57

新規事業の立上げ当初は、組織内部の仕組み作り
も未熟で、経験不足故に想定される顧客の反応も
わからないため、

お客様からたくさんクレームが来ることも多い。

でもここで、しっかりクレームに向きあい、辛抱しつつ
対応を改善していくことが大事なんだと、身を持って
体験した出来事がありました。

****

クライアントさんの新規事業を手伝った後、その先に
いる何人ものお客様からクレームがあがったのです。

内容は、

「情報がまったく伝わってこなくて不安」
「誠実な対応をしていない」
というものばかり。

この様な内容の何通ものメールを貰うと、こちらに
非があるとわかっていても正直凹むものです。

しかし、クライアントの社長は、「お客様の言い分には
一理ある。ここはコツコツ対応を改善していくしかない
だろう。」

と一言。

そして、お詫びと今後の対応改善の約束を記した
メールの草稿を私の方で準備。クライアントに渡し、
お客様に届けられました。

その約2カ月後。

クライアントさんの責任者の方が転送して下さった
メールには、そのクライアントの対応に対する顧客から
の具体的な感謝メールが記されていました。

「以前クレームのメールを送ってこられたお客様と同じ
方なのですよ。」

クライアントさんのこのひと言にびっくり。

クレイマーにも色々なタイプの方がいますが、
今回のこのお客様は、本当にクライアントさんの対応
が歯がゆくて、もっと頑張ってほしい、という気持ちゆえ
に出た厳しい言葉だったのだな、と改めて思いました。

よくクレイマーは、一番の応援団にもなりえる、とCSの
本などには書いてありますが、それを実感した一件で
した。

顧客マーケティング、通販・POS分析のことなら 東京銀座 (株)インスティル
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