「経営のプロがいたら・・・」と思う時
土曜の雨から一転、昨日日曜の東京地方は快晴。
23日遅れで「木枯らし1号」が吹きましたね!
さて先週は、IDPOS分析レポートの精査や
コンサルティング、クライアント事務所での
作業など、日々異なる種類の仕事をこなして
いました。
先週の仕事の中で、一番、印象に残ったのは、
某小売業様向けの毎月作成しているID付POS
データ分析レポートの内容でした。
なぜなら、
売上が落ち続けている状況の中で、打ち手が
思う様に解決策になっていないからです。
打ち手とは、値下げです。
1品単価の平均が昨年に比べて平均3%も下がって
いました。しかも全店にわたってです。
しかし、買上点数の向上にも、客数の減少にも
歯止めはかかっていませんでした。
真因は、近くに大手の競合が出来たからでした。
圧倒的な価格優位性あるPB商品を持つ彼らに
価格で対抗しようとしても、それは相手の土俵で
闘うということ。圧倒的に不利です。
この分析業務は、間に某販促会社様を通じての
請負業務で、私どもには「助言」などコンサルテー
ションは求められていません。
従って、あくまでも現状を客観的に報告するのみ
です。
しかし、こういう時に一番感じるのは、
この小売業様に真に必要なのは、分析した結果を
読みとり経営立て直しの方策を打ち出せる「経営の
プロ」だな、ということです。
経営のプロフェッショナルが社内にいるか、いないか。
益々生き残りを決める鍵になってきていることを
ひしひしと感じた一件でした。
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