2013/8/28 水曜日

終了後「腑に落ちない」思いをしないために、セミナー講師が心がけるべきこと

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東京地方は一気に秋の風と空模様に・・・。
あれだけ暑かった夏も駆け足で去ってしま
ったみたいで少しさびしいです。
 

先日古くからのお客様Tさまより
ご相談がありました。

彼女が講師になりおしえている講座を
外部要請された時の、

商談の進め方に関するご相談でした。

聞けば、

その方の元お客様Aさんから
講座の発注があり、

「元お客さん」ということもあって非常
にリーズナブルな講師料を提示したとこ
ろ、

予想を超えた参加者が集まってしまい、
講座を企画したAさんは大幅な黒字。

一方Tさまは講師料をディスカウント
したため、通常よりも利益率が下がって
しまい、

当初の約束とはいえ腑に落ちない気持ち
になったとのこと。

この様なケースは、
発注者も受ける方も

「講座企画開催慣れ」

していない時に特に起こります。

まず、プロの講座発注者側は、

事前に講師側に提供内容や、特に講師料
や支払い方を明記した「企画書」を提示
します。

例えば、
講座名 :「●○△×」
日時  :2013年10月1日(火)
場所  :○◇ビル会議室A
資料
提出期限:2013年9月24日(火)17時
提出形態:PDFファイル形式

講師料 :52,500円(消費税込)
交通費 :別途支給 (貴社から会場まで往復)
支払い方法:講座開催月末締め翌月末
      銀行振込み

等です。

これらの情報が提示されて、講師側が納得
したら、

「発注書」の形で正式に講座が依頼される
というのが一般的なやり取りです。

今回のケースのような講師料について少し
補足すると、

上記企画書の内容であれば、

参加者が例え何百人になっても、主催者側
から講師料は一律52,500円しか支払われない
ことになります。

従って、集客力に自信のある講師の場合は、
「歩合制」の講師料を提案することがあり
ます。

例えば

「20人までは31,500円で結構です。
その代わり、21人以上集まったらそこからは、
1人につき受講料のX%を講師料に上乗せして
いただけませんか。」

と、提案します。

この場合ですと、講師は参加者が多く集まる
だけ講師料がアップするため、

講師自ら集客に力を入れることになるでしょ
うし、

主催者側も、講師料は人数が増えた時のみ
支払い増加するいわば「変動費」ですので、

この様な申し出を受け入れる企業や団体も
あります。
問題は、このような資料を提示せずに依頼
してくる企業や個人がいることです。

その場合は、講師自らが、上記のような企画
書を作成して提示するとよいでしょう。

ポイントは、

・講師料の金額と、その金額がカバーされる
 業務の範囲の提示
・固定か歩合かの提示
・支払い方法の提示

です。

正式に引き受ける前に、提示条件を曖昧な
ままにしておかないこと。

良いセミナーを提供することと同じくらい、
長く講師を続けるには必要な資質です。

顧客マーケティング、通販・POS分析のことなら 東京銀座 (株)インスティル
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