キーボードをつけたことが最大勝因? キングジム「ポメラ」
昨日の日経新聞13面「ネット消費新潮流」を
ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、
紹介されていたキングジムの携帯型文書作成端末
「ポメラ」。
同紙によると、
商品発売前には「今どきワープロ専用機が
売れるのか?」と
社内評が散々だったそうですが、
フタを開けてみると大ヒット。
年3万台の販売目標に対し10万台に届く
勢いとか。
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実は我が家でも家人が
発売開始後3カ月目で購入。
きっかけは、
家人と私お互いが、それぞれチェックしている
コンサルタントや経営者のメルマガやHPで、
ポメラがただのワープロ専用機ではないという
評価を知ったから。
ちなみに私は、「がんばれ!社長」の
武沢信行さんのメルマガと11月24日の
Flickrで知りました。
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時折借りて使ってみると、まさに
「使いやすい!こんなのを待ってた~!」
という感じ。
まずその軽さ・小ささです。
370グラム、幅14.5センチ、奥行きは
たったの10センチ。
超軽く小さいので、どれだけ書類が
あっても、
「とりあえず持っていこう」という気に
させます。
そして機能の絞り込まれ方。
いわゆる「メモ帳」機能しかないので、
端末の立ち上がりが早く、操作も実に
シンプル。
顧客企業のデータの加工・分析が
仕事の大半である私にとって、
外のカフェでノートPCを使い仕事をする
ことはしないので、
ちょっとアポイントの間に時間が空いた時
にすることはブログや段取りメモの作成など。
コーヒーを飲みながら、ブログの原稿を書い
たり、セミナーのアイディアを書きとめるには、
これ位の機能で十分です。
さらに折りたたみ式キーボードの存在。
パソコン並みに10本指でガンガン打てる
ので、入力ストレスがまるでありません。
このストレスなしでガンガン打てる、
ゆとりあるキーボードをつけたことが、
キーボード世代の支持を大いに受けて
大ヒットしたのではないでしょうか。
誰の、どんなニーズを満たすか、
どんな不満を取り除くことができるか、
商品開発の基本のキのようなものを
久々に垣間見せてくれたような気が
した「ポメラ」でした。
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