「クールビズ(Cool Biz)」の隠れた顧客
最近この言葉を新聞・雑誌・テレビで見ない日は
ありませんね。
先日の日経新聞にも、このトレンドは衣料繊維業界や
百貨店・量販店の紳士服売場にとって思いがけない
追い風と書いてありました。しかし一方で取引先への
訪問や打合せ時はネクタイをしない訳にいかず、
実践が徹底されていないという「現場の事情」も課題
ということでした。
しかしこれは、クールビズ向けシャツのお客様は一般
サラリーマンという常識(=固定概念?)から来るもの
ではないのでしょうか?
意外なところに「隠れ顧客」はいるものです。
それは65歳以上のシニア層です。
きっかけは義父への1本の電話でした。義父は75歳、
サラリーマン生活をとっくに引退して今は悠々自適の
暮らしです。
来る6月19日の「父の日」のプレゼントに何が欲しいか
をたずねると、ずばり「クールビズ用のシャツ」というでは
ないですか。
「だっておとうさん、会社行くわけじゃないのに」と言うと
「ほら、今何かと話題になっているだろ。一度着てみて
仲間とかに自慢したいんだよ、老人会とかで。」とのこと。
なるほど、サラリーマンではなくて、仕事の効率を上げる
必要性がない人たちでも「話題にしたいから」「人に自慢
したいから」という理由で買いたいと思っている人たちが
確実に存在しているのですね。
養父は毎日ではありませんが確かに老人会・パソコン教室
・ボランティアなど精力的に外出して人に会っています。
彼のようにまだまだ世間のトレンドに興味津々なシニア層
はかなり多いと推測されます。
まさに「ニーズ」は低い(というか、ない)けれど「ウォンツ」が
高い「隠れ顧客」がこのシニア層なのです。
せっかくですからこの追い風に乗ってしまいましょう。
衣料品店では、例えばダイレクトメールを出す場合、従来
ターゲットの30-50代サラリーマンではなく、去年の敬老の日
に作った65歳以上の顧客リストを使ってクールビズ対応シャツ
を紹介するのです。
そして「趣味の集まりや旅行などでも大いに活躍する今話題の
クールビズシャツ」と、着るシーンを想像させ、かつ流行の物を
身にまとう「プチ優越感」をくすぐるようなメッセージを盛り込む等。
工夫はいくらでもできます。
このトレンドに乗ってお店の方も「左団扇」になって涼しい思い
をしましょう!

3件のコメント
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ごめんなさい。現在この記事にはコメントできません。
確かにそうかもしれませんね。
ニンマリしているお義父さまのお顔が浮かぶようです。
この世代の方って、結構おしゃれだったりしますよね。
マーケットが巣鴨エリアに限定される必要はないですよね!
コメント by おきらく堂 — 2005年6月13日 @ 10:45
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