【ライフスタイル系教える仕事】のマーケティング考 その1
先週は、偶然、ライフスタイル系での
「教える仕事」を進めている方からの、
コンサルティングやセミナー依頼の
お問合せ・ご相談が続きました。
その内容は個々に全く異なるものでしたが、
ライフスタイル系での小規模なスクールや
講座のマーケティングを真剣に考えるよい
機会になりました。
自分が今まで習ってきた料理、インテリア、
ガーデニング、手仕事などを生かして、
今度は他の方々に教えたい。
教えることで他の方々にその喜びや感動や
心豊かな暮らしを伝えたいという気持ち。
この学びを教える仕事として成功させるには、
マーケティング上、大きく分けて３つのポイント
があるとご相談を受けていて思いました。
1つ目は、目標が明確であること。
言い換えると、自分がどこを目指しているのか
分かっているということです。
例えば、純粋に趣味として教えることが目標
とすれば、
自分の本当に好きなことだけを、理解してくれる
人に教えたい。
その代り、
原材料費と場所代だけを授業料で賄えれる位
でよい。人件費は除いてそれでトントンならばよし
とする。
この様な目標になるかもしれませんね。
これは、明確な目標になっています。
或いは、教える仕事で完全に経済的に自立を
目指したい。
このような目標を持つ方もいらっしゃるでしょう。
趣味の延長で楽しみながら教えるもよし。
経済的な自立を目指すのもよし。
どちらがいい・悪いということではなく、
どこを目指しているのか、最初の時点で自分自身
の中で明確になっているかが大事なのです。
何故なら、ここがあやふやになっていると、
ちょっとした壁や他人の評価といったものに惑わ
されがちになり、中々前に進むことができなくなり、
遂には、自分が習ってきたものですら、楽しめなく
なってしまう可能性もあるからです。
また、経済的な自立とは「ビジネスとして成立する」
ことを意味しています。
習いに来る生徒さんたちに満足して頂くために
事前にリサーチをしたり、
宣伝文章を考えてみたり、
チラシを作ったり、
居心地のよい教室の空間作りを工夫したり、
教え方を学んだり、
お客様対応を勉強したり・・・。
趣味の学び以外の「しなければならないこと」
が一気に増えます。
それらの事も引き受けられて、尚且つ本来の
趣味を情熱を失わずに楽しく教えられるか。
恐らく経済的な自立を明確な目標に掲げる方は、
この「しなければならないこと」を「やりたいこと」
に転換できる方だと思います。
或るご相談者の方は
「わかりました。次回までにまとめておきます。
大事なことですからね。」
という力強い返事でした。
自分がどこに向かって進んでいるか？
ご相談者からのお問い合わせがあるたび、
私自身も振り返っては、確認するよい機会に
なっています。
次回は、２つ目のポイントについて書きたいと
思います。
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