新宿京王百貨店の改装ポスターで、頭の体操
先日赤羽駅に貼ってあったこのポスターに、思わず目が釘付けになりました。
京王百貨店新宿店のポスターです。
1階フロアの改装オープンを告知しているのですが、
こういう印刷物を見ると、思わずいつもの癖で、
誰に何を伝えてようとしているんだろうか？？と
連想ゲームが頭の中でぐるぐる始まります。
仮説その1. ターゲットの年齢層は？
モデルさんの年齢は30代後半から40代という印象です。
しかも、向かって左のモデルさんは超スリム、というわけではないのです。
コピーは「いつまでも美しく、若々しくありたい。すべての女性たちのために」
とあるので、この年代・姿を「理想」とするのは、明らかにその年代をとうに
過ぎた50代以上であるのです。
これは、自分が30歳だからといって、「Domani」を読まずに「CanCam」を読んだり、
40歳だからといって、「メイプル」を読まずに「Ｏｇｇｉ」を読むのと同じことです。
あくまでも見られたい自分は「ひと世代若め」なのだと思います。
仮説その2. ほどよくトレンドを押さえた売場作り
ポスターのモデルさんは、2人とも今年流行の白いジャケットを着ていて、
ボトムスも1人はハーフパンツ、もう1人はふんわりスカートにウエストマーク
のベルト、とこれも今シーズンの人気アイテムです。
つまり、新しい売場は、ほどよくトレンドも意識して作っているというメッセージ
になっているのだと思います。
そして、この仮説を検証すべく、本日実際に新宿店に見に行ってきました！
そのレポートは次回にさせていただきますね。
7件のコメント
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ごめんなさい。現在この記事にはコメントできません。
新宿京王といえば「おばさま御用達」ですもんね！
がっちり獲得した「おばさま（60代以上）」に加えて、団塊世代を獲得しようという作戦でしょうか。興味深いです。
コメント by puku — 2006年3月29日 @ 01:23
40歳代になったのに、相変わらず「メイプル」を読まずに、「Domani」を読むでいる私でございます…。
言葉のキャッチとイメージ(デザイン)は自分自身に当てはめるときに必要ですよね。
あんなスカートあるかな?あの服にあうパックもあるかも!!と自分のシーンが想像できる、ポスターやDMは記憶に残ります。
最近は20歳代の女性が「10歳代（子供服）」のちびＴやスカートを購入するらしいです。
ターゲットを考えて製作・販売しても購入する側は「かわいい」「きれい」という自分の個性を表現できるものを選択するだけで、
「年齢にあわない」という意識は薄くなっているのかもしれませんね。と年齢を忘れたい私の独り言でした。
コメント by 讃岐のけいこ — 2006年3月29日 @ 10:43
>pukuさん
いつもコメントをありがとうございます。本当に
おば様層のハートをがっちり掴んでいますよね！多分
団塊世代やその下の世代まで視野に入っているのだと
思いました！
コメント by 松原@インスティル — 2006年3月29日 @ 20:29
>讃岐のけいこさん
こんにちはー。コメントありがとうございました！
実はワタシもGAP Girlsで洋服をしばしば物色しています(汗)。
「自分のシーンが想像できる」っていうのは仰る通り本当に
大事なポイントですよね！
コメント by 松原@インスティル — 2006年3月29日 @ 20:32
>左のモデルさんは超スリム、というわけではないのです
モデルさんがいつも痩せている人ばかりだと、現実味がなくてあまり興味がわきませんですが、このように痩せていない人がいると興味もあります。とくにぽっちゃりしているとそう思います。
コメント by SUNAO — 2006年3月29日 @ 21:06
>SUNAOさん
コメントありがとうございます！
小売業では、段々このようなよりリアルなモデルさんが
登場するパンフやポスターなどが増えていくのかも
知れませんね。
コメント by 松原@インスティル — 2006年3月30日 @ 07:41
Wsop Chip
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トラックバック by Wsop Chip — 2006年9月1日 @ 18:26