【文章術】単調な文章とサヨナラする「語彙メモ帳作り」
当たり前すぎて、今まで文章術講座でも「書き方10の
ポイント」には入れていなかったのですが、
結構こういう文章にぶつかるのです。
「よかったら旅の写真を見て下さいね。
またもっと詳しく見てみたいという方はコチラまで。」
「見る」という基本的な動詞の連続。
とても単調で平易な印象を文章に与えてしまうのです。
これは、語彙不足というより、
語彙は頭の中にあっても、それを意識してアウトプットする
訓練が少し足りないからなのです。
そこで、先日クライアントさんにお伝えした即効解決法
がこちら。
「語彙メモ帳作り」です。
メモ帳に「見る」「行く」といった基本の動詞を真ん中に書き、
別の言葉で言い換えるには、どういう言葉が使えるかを
その単語の周りに書いてみるのです。
例えば「見る」なら、「目を通す」。
目上の相手が何かを見ているなら「ご覧になる」でしょう。
「行く」なら「足を運ぶ」「顔を見せる」、また「立寄る」とも
シチュエーションによっては言い換えられるでしょう。
で、ここからが大事なのですが、
文章を書いている時、つい「見る」「行く」と使いそうに
なったら、グッとこらえ、
この語彙メモ帳を参考にするのです。
それで他の言葉に置き換えられないかを考え、
置き換え可能な言葉の方を意識して使うようにする。
これだけで、単調な文章とはかなり距離を置くことが
できますよ。
ちょっと最初は面倒くさいかも知れませんが、即効性
バツグンです! よかったら試してみてくださいね。
2件のコメント »
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日本語の勉強になりますね。 土曜日の論文審査に向けて、10の論文を読んでいる最中です。 論文調の文章に拘るあまり、
日本語の情緒が欠けている今日この頃です。 文章が上手く使い分けて、書けるようになるまで、あと20年くらいかかりそう
です。その前に、長生きするように心がけます。
コメント by VeryTerry — 2007年1月23日 @ 18:42
>Very Terryさま
コメントありがとうございます!10の論文とは
またすごいボリュームですね。
ロジカル・シンキング、かつてVery Terryさまに
とっても鍛えられましたね。「結論から言ってくれる?」
の決めゼリフと共に♪
益々ロジカルに磨きをかけられて長生きしてください(笑)!
コメント by 松原@インスティル — 2007年1月23日 @ 18:54