GDPプラス成長は本物?とバレンタインデー
佐藤です。
2月15日発表のGDP(国内総生産)成長率は
実質年4.8%(昨年10-12月期)
プラス成長は8.4半期連続との報道に
う~ん、個人的な、実感として景気上昇感を感じられる人は
どのくらいなのかなぁ~と思ってしまいました。
ただ、「このマーケット(市場)の成長は大だぞ」
と感じられたのが今年のバレンタインデー商戦。
まず、
伊勢丹、高島屋といった
都内デパートのバレンタインデーチョコレート・カタログの
豪華さ。 1冊数百円のコストは間違いない と思える
紙質とページ数。そして、掲載されているチョコレートの価格
2万円近くのものから1万円弱は当たり前
ほとんどが2000円、3000円台以上。
そういえば先日も書いたように
100万円というものも。パティシエの名前・写真・略歴や
チョコレートショップ、ショコラティエの歴史は
もとより
カカオ原産地、銘柄までが事細かに記載され
完全に「ブランド力」で勝負
の世界に突入しています。 一方で、デザインの面でも
従来のハートや、熊、蜂、カエルなどの
動物だけでなく、バラの花の形、そして本物のように
花びらが一枚一枚外れる といったように
手の込んだつくりのチョコレートが登場。http://www.mesrose.com/onlineshop/index.html
これらのチョコレートは
思いを寄せる男性への告白の印
や、職場の人間関係円滑材(義理チョコ)
としてではなく、
女性の(味覚を満足させる)、女性(の感性)による、女性のための
お祭りの主役として位置づけられるようになってきました。
つまり、バレンタインデーは女性にとって
チョコを、いかに同性で語り合えるか、味わいあえるか、
楽しみあえるか、のお祭りとなってきたのです。
一方消費の流行をリードする力を持つ女子中・高生たちを
観察してみると
「手作り友チョコ」が飛びかっているらしい。
「手作り」ならばチョコレートに限らず
ブラウニー、クッキー、チーズケーキ、マフィン・・・・と
チョコ味のものが工夫を凝らしたデコレーション、
ラッピングをほどこされ、お友達同士で交換 が
友情のお約束 になってきているとのこと。
と、なるとバレンタインデーマーケットは
女性の消費心理のなかで
〇高さ(価格)
〇深さ(情報)
〇広さ(さまざまなお菓子の種類を含む)
〇意味づけ
それぞれの価値幅(許容範囲)を大きく獲得、定着。
とすると
女性は自分の心身を満たす糧を手にするための努力や
個人的喜びの追及には手を緩めませんから
バレンタインデーというマーケットは今後さらに成長する
と思ったわけです。
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