2007/2/20 火曜日

日本語が不自由です。

Filed under: - instill @ 17:00

 marathon.jpg

佐藤です。

言葉は民族の文化や考え方をそのもの
を実感したのが東京マラソン2007でした。

エントリーこそしていないものの
ランチーム仲間数名が走るとあって
沿道応援することに。


「目の前を走り抜けるランナーをただ道に立って応援?!」
今までだったら考えられないような
自分でもびっくりの行動に出てしまいました。

 marathon2.jpg
晴海通り築地3丁目交差点、ちょうど35Km地点500m手前
応援する人もまばらでコースが見渡せる
しかも後ろにはシアトル系コーヒーショップ
寒さに耐え切れなくなれば温まる場所がある という好ポイント

11:00前あたりからトップ集団が駆け抜けていきました。
体から湯気を立てて。
私たちは「ファイトォ~、ファイトォ~」「頑張って~」
と声を張り上げて応援。
なぜ「ファイトォ~」なのか・・・・
日本語には応援する日常的語彙が少ない と気づいたからです。

日本語だと「がんばれっ!」とか「頑張って!」のほかに
あまり言葉が見つからない。

ホノルルマラソンでは、
日本の旅行社やスポーツクラブのスタッフの方々が
10Km以降ぐらいからゴールまでず~っと大人数で
「頑張れ、頑張れ、頑張れ」と
声を張り上げて応援してくださいました。
ただ、どんなに遅く見えようとも、
自分的にはもう必死に、頑張って走っているのに
「頑張れ、頑張れ・・ってだけ言われても・・・」が
走った仲間達との実感でした。

英語では“Well Done”、“Good Job”、“Enjoy It”
“You Can Do It”・・・とそれこそ数え切れないくらいの
表現で現地の方々に励ましていただきました。
(ヒアリング力さえあればもっともっとたくさん
ご紹介できるのですが)

ハーフやゴールにちょっとでも近くになれば
“Almost Half”、“You are Finishing”・・・と

英語の言葉からは「自分は認めてもらっている」
「褒められ、励まされ、支えられている」
と感じられ力が湧いてくるようでした。
励ましの語彙の少なさや、表現の違いは
日本語、日本人的思考と 英語、アメリカ人的発想の
「違いなんだぁ」と思わず膝をたたくような
今さらながらの発見 でした。
今回、トップ集団の後、2時間後半、3時間台、4時間台と
完走時間の移り変わりに、応援の言葉も

「いいペース!」「かっこいいぞぉ~」
「あと、ちょっと」「大丈夫!」「お台場が待っている」
「お台場はもうすぐ!」と変化。その後
「いっけ~ぇ~ 行けぇ~ ガンガンいっけぇ~」
とこぶしを振り上げ絶叫しまくり、さすがに
5時間台、6時間台になると
「大丈夫」「完走できる!」「もう少し、もうすこし」と。

コミュニケーションに携わるものとして
もっともっと日本語で励ましの言葉・表現を
探し、生み出していく必要がある 
と東京マラソン2007応援で
反省とともに意欲を新たにしました。

 

この日、走らなかった食欲が
遅昼ごはんに食べたのは
ピザトースト、かけうどんにミニ天丼
デザートは桜餅、草もち、道明寺、鶯もち計4個
でした。

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2件のコメント »

  1. 私も「頑張って!」が好きではありませんねー。
    「You can do it!」とか、終った後に
    「I’m proud of you」と言われたりするのが
    好きでした。走らなかったけど、食欲は依然
    高い?ラップ刻んでますね♪

    コメント by misora — 2007年2月20日 @ 17:36

  2. misora様

    マラソン用語?では
    3時間、4時間でフルマラソンを走ることを
    サブスリーとかサブフォーとか
    言うそうです。

    ちなみに走る食欲では
    人の3倍食べることをサブスリー
    走る物欲では
    人の4倍買い物好きを
    サブフォシ~イ(寒)~

    コメント by Julia — 2007年2月20日 @ 22:38

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