誰に伝える? 買う人 or 使う人
こんにちは!今日も東京は、35℃まで上がり
ましたねー。
うちの家の庭も灼熱地獄と化してますが、
その中で、春に植えたエニシダだけは、
気持ちよさそうに枝葉を伸ばしています。
先日クライアントさんのセールス文章を読んで
いてふと気付いたことがありました。
それは、
その文章を「誰に対して」書いているのか、
ということです。
クライアントさんは、塾を経営されているので、
塾の見込み客、いわゆる生徒さん予備軍に
向けて、
来る新しいコースの説明を書いていました。
「・・・な経験はありませんか?
そんな悩みを持つ君の強い味方になります!」
といった言い回しで、コースを受ける未来の生徒
さんに向けてのものでした。
ここでちょっと考えてみましょう。
子どもさん、それも中学生以下のお子さんが、
自ら苦手な科目に悩み、ネットで検索をかけて、
自分から苦手科目を克服のための塾を探し、
申し込む確率はどの位あるでしょうか?
大学受験を控えた高校生であれば、その様
な行動も十分有りえると思います。
しかし、12-13歳の子たちにとって、
苦手意識が高い科目へのポジティブなアプローチ
は、まだ若干年齢的に、ハードルが高いようにも思い
ます。
では、どうすればよいのか。
それは、子どもたちの苦手科目に一番頭を
悩ませている方に向けて書く、ということです。
つまり親御さんですね。
夏休みの宿題が、○☓の科目だけ手づかず
な様子・・・。
二学期になって、更に新たなことを沢山学ば
なければならないのに・・・。
このままついていけなくなったら、高校受験は
一対大丈夫なのだろうか・・・。
ネットで検索するのは、むしろ上の様な心配事
を心に抱えたご両親の方でしょう。
小売マーケティングの世界では、しばしば店頭で、
「使う人(CONSUMER)ではなく、
買う人(SHOPPER)に訴えるには、
どうすればよいか。」
といったテーマが議論になります。
この塾の一件もそれと同じで、ネットで自社のサー
ビスに興味を持つのは、「使う人」ではなく「買う人」
つまり親だということなんですね。
常に自社の発信しているメッセージに対して、
誰が最も興味を持ち、
誰が最もお財布の紐を緩めるのか、
を知っておきましょう!
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