「コンセプトライフ」&「レインボー・ロール・スシ」の思ひ出
少し前になるけれど、クライアント様から
お借りして読んだ本。
非常に読みやすい、でもコンセプトを立てる
ことの本質をズバリついていて、更にエピ
ソードも満載。
一度ページを捲り始めたらもう止まらなくなる
位面白かった。
私が一番共感したのは、
彼女が初めてプロデュースした麻布十番
のお店、
「レインボー・ロール・スシ」のくだり。
レストランを作っていく仮定で彼女は、
「誰に1番好かれたいか?」
を考えるのだという。
それも「イメージ客」と「リアル客」の2種類。
いわゆるペルソナを立てるということだ。
「イメージ客」とは、まさに理想のお客様。
絶対数は少ないけれど、この人が来店
したら、
それを目当てに、沢山のそうではない人
々もわんさか来ちゃうようなお客様。
そして「リアル客」が、このそうでない人々だ。
私が実際初めて「レインボー・ロール・スシ」
に行ったのは多分10年以上前の開店まも
ない頃だった。
トレンドに敏感な20代後半のクライアント企業
の女性がこの店を教えてくれ、彼女と一緒に
女子会をしたのだったが、
本当に店員もお客さんもお洒落でパワフル
だったことは今でも鮮明に憶えている。
そして彼女が設定した「イメージ客」は、
私が当時この店で見たお客と、まさに
ピッタリ合致していたのだった。
コンセプト通りの集客が出来ていたと
いうこと。
他にも、
ブランディングをする際、ストーリーの一貫性に
徹底的にこだわる。
その一貫性が出来るまで考えに考え抜く。
この様な主張は、まさにその通りだな、と唸った。
マーケティングの本が苦手で・・・という方に、
読みやすくて面白く、マーケティングやブランディ
ングの本質を捉えている本としてお薦めしたい1冊。
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