年間100万円分の服を同じ売場で買う友人の理由
今日は、昨日の記事の最後に書きました、私の友人N江ちゃんのデパート
との賢いお付き合い方をご紹介します。
N江ちゃんは新宿Iで年間約100万円買い物をします。
その殆どが自分の洋服です。
そして洋服は必ず4階にあるIの自主企画売場、Rでしか買いません。
理由はもちろんこの売場は、他のブティックにはないお洒落で個性的
な洋服が沢山あり、また、かなりお買い得なセール情報を得られるから
なのですが、もうひとつの理由は、
すご腕の店員さんと仲良くなっているからなのです。
この店員さんは、彼女の好みのテイストがわかっているのは勿論、
これまでに彼女が買ったアイテムが全部頭にインプットされていて、
常にコーディネイトを提案して彼女に勧めるのだそうです。
更に、月に1度の割合でセンスのよい白い封筒にカードで店員さん
から手書きのメッセージが届くのだそうです。
「それも新しい商品が入荷した、というお知らせだけじゃなくて、この前
は売場にいなくて申し訳なかったとか、身体の調子を気遣ってくれたり
するのよね。」とN江ちゃん。
「極めつけはRで買ったセーターに合うパンツがどうしてもRでは見つけ
られなかった時に、Kさん(店員)が、4階中を駈けずり回って探して他の
ブランドのパンツを持ってきてくれたの。それがぴったりだったので、
ああ、この人は自分の売場の売上より私のことをより思ってくれている
んだな、と思って感激したの」とのこと。
まさにKさんは、プロ店員さんの鑑のような方ですね。
Kさんのような方は、お客さんにとってはもはや一店員さんではなく、
N江ちゃんのプライベート・スタイリストという存在なのです。
一般的に、Rのような自主企画売場は、仕入れも社内の責任で行って
いるので、売場に立つ店員さんも接客態度がよいように思われます。
また、売場で出来るだけお客様の声を収集して、品揃えやサービス
に生かそうという意識が高いのです。
ですからそのような売場で、気に入った商品があったら、ぜひ店員さん
と仲良くなってコーディネイトのコツや似合うものを勧めてもらうのも
ある意味賢いデパートの利用法ではないでしょうか。
もちろん、ただ売らんかなの店員さんとの見極めが、一番重要です
けれどね!
7件のコメント
このコメントのRSS
この投稿へのトラックバック URI
http://www.redcruise.com/instill/wp-trackback.php?p=52
ごめんなさい。現在この記事にはコメントできません。
私もこのデパートではありませんでしたが店員さんが
気にいって買っていたブランドがありました。でも突然
彼女が異動になったみたいでいなくなり、以来足が遠のき
ました。そういうお客さんて多いと思うのですが、実際は
どうなんですかね?
コメント by クロカンブッシュ — 2005年7月12日 @ 08:28
友人がアメリカ在住だったときの話です。
彼はスーツを買いに某デパートに行ったそうです。
店員さんがとてもよくしてくれて、スーツ以外に
シャツやネクタイも購入。
ふと、以前から欲しかったジャケットのことを想いだして
一応、希望のジャケットの色柄を説明し、
それがあるか聞いてみたそうです。
それを聞いた店員さんはなんと、向かい側にある
別のデパートまで連れて行ってくれて
そのジャケットを見つけてくれたそうです。
試着も手伝い、君にはピッタリだよ!とウィンク。
当然、買ったそうです。
そこまでやるとは・・・凄すぎません?
コメント by noririn — 2005年7月12日 @ 12:41
店舗でも、こういう店員さんがいれば、お店は大繁盛ですよね。
お客さんの立場になって考えること。
勉強になります。
コメント by nobuko — 2005年7月12日 @ 13:24
>クロカンブッシュさん
実際も仰る通りで特定の売り場で買っていたお得意様が離れる理由
NO1が「このお気に入りの販売員さんがいなくなった」なのです。
うまく引き継ぎが出来ればいいのですがやはり販売術やその方の
パーソナリティやセンスとも一体化しているので簡単に引き継げ
るといった物ではないようです。
コメント by 松原@インスティル — 2005年7月12日 @ 14:13
>noririnさん
このデパートはもしや「ノードストローム」ではないでしょうか?
同社は売上に基づく完全コミッション制でお給料が支払われている
のですごくモチベーションが高いみたいですよ。
コメント by 松原@インスティル — 2005年7月12日 @ 14:16
>nobukoさん
いらっしゃいませ。コメントをありがとうございます。
そうですね。実際に自分がお客様になる場面が多々ある
にも関わらず、いざ自分がサービスを提供する側になる
とお客様の気持ちをつい忘れがちになってしまうのです
よね。これからもどうぞよろしくお願いします。
コメント by 松原@インスティル — 2005年7月12日 @ 14:19
Meridia
Meridia Online
トラックバック by Meridia — 2006年10月27日 @ 15:49