関連商品を売場に隣接させることのメリットと落とし穴
こんな経験はありませんか?
例えばパスタを作ろうとスーパーマーケットに行って
パスタとパスタソースは買ったけど、粉チーズを買い
忘れたとか。
うなぎを買ったけどビン入り山椒を買い忘れたとか。
スーパーマーケットではある程度はデータに基づいて
お客様がある料理を作ろうとする時に何と何を一緒に
に買い物カゴにいれる傾向が高いかという情報を持って
います。
従って種類の違う商品同士であっても買い物の仕方に併せて
同じ売り場に並べてお客様の買い物をよりし易くしている
のです。これを「クロスマーチャンダイジング」あるいは
「関連陳列」とよんでいます。
今までに分析した中では、「ニラとチチ”ミの素」や「ナンプラーと
香草」「かつおのタタキとにんにく・しょうが」といったように、
日持ちのしない野菜や、「つま」「薬味」的なものと、メインの
商品を一緒に買われる傾向があるようです。
特に脇役ではあるけれどそれがないとしまらないスパイス、
薬味類を生鮮品と一緒に陳列することは、買い忘れの防止
効果も発揮してとてもメリットがあります。
でもここで普段あまり料理をしていない店員さんだと思わぬ
落とし穴にはまります。それは
「そうか、じゃあカレーの具に必要なじゃがいもと人参、
たまねぎの野菜コーナーにカレールーを並べよう」とするのです。
これは全く効果を発揮しません。なぜでしょうか?
じゃがいも、人参、たまねぎは、ほとんどのお客様のお家に
すでにあることが多いのです。従ってカレールーと一緒に買わ
れる傾向は高くありません。
このように「家庭内在庫型」商品を把握することが関連陳列
のポイントなのです。
5件のコメント
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ごめんなさい。現在この記事にはコメントできません。
商品部での人事評価制度が部門間の壁を作り、より良い関連陳列を阻害する、、、
なんてことは結構どこでもあるようで、協力会社の立場から見ていて
歯がゆい思いをすることが。。。
チラシの紙面提案から季節品の関連陳列が商品部で検討され、
やっとこさ実現! なーんて逆転現象もあるので
チラシ屋さんも前向きに声を出していかないといけませんね。
消費者の代弁者として。
コメント by しらわち — 2005年7月13日 @ 10:14
>しらわちさん
いつもコメントをありがとうございます。
さすが、関連会社さんの立場ではよく見えて
いらっしゃいます!もうその通りなんですよね。
なるほど、そういう逆転現象があるのですね。
これからも消費者の代弁者として大きな声を
あげていってくださいませ~!
コメント by 松原@インスティル — 2005年7月15日 @ 12:49
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トラックバック by Cialis — 2006年10月27日 @ 15:30
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