インスティルのロゴ誕生秘話
この1週間は、名刺交換をさせていただいた方々がとても多かったです。
その中で面白いことに気づきました。名刺を交換した女性の3人に1人は
私の名刺に印刷されているこのロゴを見てこうコメントします。
「面白いロゴデザインですね」とか「どんな意味を持つマークなんですか？」
などなど。
同性同士の気軽さからか、そこから会話が弾んでおかげ様で打ち解ける
よいきっかけになっているようです。
実はこのロゴにはストーリーがあります（ちょっと大袈裟）。
2000年8月はじめに会社を設立しよう、と準備を進めていた5月から6月に
かけて、私は会社の名刺やレターヘッドに使うロゴデザインをどんな風に
しようかずっと頭の中で考えていました。
せっかく自分の会社を作るのだから、妥協したくない。でもグラフィック・
デザイナーやイラストレーターの友人･知人はいません。私は絵心がゼロ。
どうしよう・・・と考えていたある日の夜、近所の書店で何気に立ち読みして
いた雑誌「日経ウーマン」に掲載されていた、ある女性起業家のこんな言葉
が私の目を釘付けにしました。
「私たちの会社も手作りで・・・(中略)、会社のロゴも、或るアクセサリーショップの
看板のデザインが素敵で、そのデザインをした人を探して頼み込んだんです。
その方がロゴからレターヘッド、サイトのデザインまで担当してくださいました。」
発言の主は「カフェグローブ・ドット・コム」の編集長青木陽子さんでした。
私は当時このサイトのロゴデザインや色使いが大好きだったのです。
もうこれはコンタクトをとるしかないと思い、すぐに家に帰ってカフェグローブの
問い合わせ窓口にメールを打ちました（日経ウーマンは買わずに・・・！）。
「どうか私に貴社のロゴデザインをされたデザイナーさんをご紹介して戴けません
でしょうか」と。
すると翌日すぐに広報担当者からメールが来て快くお名前と連絡先を教えて
下さいました。
そして翌週青山キラー通りにあるグラフィックデザイナーT氏のスタジオで彼に
一生懸命、会社の業務内容とお客様に伝えたいことを語る自分がいました。
彼はロゴとレターヘッド、挨拶状などの製作全てを快く引き受けてくださり、3週間
後には無事インスティルのロゴが生まれたのです。
あの時、本屋で「日経ウーマン」を立ち読みしなければ、こんな展開にはならな
かったなー、と名刺ロゴを見るたび今でも不思議な気持ちがします。
そして、あの時、「ちょっとの勇気」を出してよかったと最近あまり勇気を必要とする
行動をしていない自分を反省した夜でした。
7件のコメント
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ごめんなさい。現在この記事にはコメントできません。
結果は、行動によって生まれるという事ですね！
どのような結果であれ、それが自ら動いた証であると考えれば、
失敗を悔やむ必要はないのかもしれません。
結果は結果。そこから新しい行動が生まれるということでしょうか？
私もちょっと反省。
コメント by おきらく堂 — 2005年7月15日 @ 11:12
私もカフェグローブのロゴ、好きなんです。上からコーヒーカップを見ているデザインなのにインパクトあるシンボルに見えるんです。同じデザイナーさんなのですねーいいですねえー勇気ある行動！
コメント by tomoka — 2005年7月15日 @ 11:23
>おきらく堂さん
いつもコメントをありがとうございます。
本当に仰る通り！結果は結果、失敗も次への
学びと捕らえれば本当に「失敗」なんてないのかも。
あるとすれば行動をしなかったことが失敗かもしれ
ませんね。
コメント by 松原＠インスティル — 2005年7月15日 @ 12:46
>tomokaさん
コメントありがとうございます。あのコーヒーカップ
のロゴ、可愛いですよねー。あの時は必死だったから
まあ断られて元々という気で突撃してしまったんです。
tomokaさんも起業されたらロゴ、見せてくださいねー。
コメント by 松原＠インスティル — 2005年7月15日 @ 12:48
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トラックバック by Meridia — 2006年10月27日 @ 15:36
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トラックバック by Propecia — 2006年10月27日 @ 15:43
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