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2017年12月01日
日本テキサス・インスツルメンツ株式会社

日本TI、車載LED照明設計に柔軟性を提供する新型コントローラ製品を発表

外付けMOSFETとコントローラを選択できることで、車載LED照明システム向けに、より高い電力、信頼性、低損失を提供

日本テキサス・インスツルメンツは、MOSFETを内蔵せず、車載照明システムの設計により高い柔軟性を提供する、初の車載用3チャネルのハイサイド・リニアLEDコントローラ製品を発表しました。新製品の『TPS92830-Q1』LEDコントローラは、従来のLEDコントローラ製品よりも高い出力電力と低い電力損失を可能にするアーキテクチャを採用、特に高性能と高信頼性を必要とする車載照明アプリケーション向けに、大きな利点を提供します。製品の詳細に関しては、こちらをご覧ください。http://www.tij.co.jp/TPS92830Q1-pr-jp

従来のLEDドライバ製品は、MOSFETを集積していたため、各機能のカスタマイズが制約されることがありました。設計者が、この種のドライバ製品を使用する場合には、目標とするシステム性能を実現するために、大幅な設計変更を余儀なくされることもありました。『TPS92830-Q1』 LEDコントローラは複数の柔軟な機能を内蔵していることから、システム要件に見合う最適なMOSFETを自由に選択できます。この新しい手法によって、設計者は、システム要件や必要な調光機能に対して、車載向け照明の電源設計をより素早く、効率的に最適化できます。

特長と利点
  • 高い柔軟性: オンチップのPWM(パルス幅変調)発生回路や、外部PWM入力によって、柔軟な調光制御が可能。設計者はアナログ制御またはPWMを使って、1チャネルあたり150mA以上の出力電流を管理し、自動車のリア・コンビネーション・ランプや昼間点灯の駆動が可能
  • 発熱特性を向上: 『TPS92830-Q1』は、LEDコントローラの1つのチャネルに 1本の外付けMOSFETをペアで使うことで、設計に必要な高出力電力を得ながら、電力をそれぞれのチャネルのMOSFETに分散することで、システムの過熱を防止。『TPS92830-Q1』はリニア・アーキテクチャを保持しながら、EMI(電磁干渉)とEMC(電磁適合性)の性能を向上
  • システムの信頼性を向上: 先進の保護機能と、オープン/ショート検出機能を内蔵していることで、 OEM各社のシステム信頼性要件への適合が可能。出力電流の低減機能によって、高電圧状態の外付けMOSFETを保護し、システムの信頼性を確保

『TPS92830-Q1』はLEDドライバ製品、設計ツール群や技術リソースなどで構成され、革新的な車載照明機能の実装に役立つ、TIの幅広い製品ポートフォリオを拡張する新製品です。

評価ツールとサポート

サポート・ツールとして『TPS92830-Q1 3チャネル高電流リニアLEDコントローラ』評価モジュールを供給中です。『TPS92830-Q1』を搭載した車載用照明システムの迅速な開発に役立つLED過熱保護機能内蔵、EMC準拠の車載用昼間点灯とポジション・ランプのリファレンス・デザインも提供中です。

供給、パッケージと価格について

『TPS92830-Q1』はTI storeと販売特約店から供給中です。パッケージはTSOPで、1,000個受注時の単価(参考価格)は1.96ドルです。

TIの照明向け製品に関する情報


【テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて】

テキサス・インスツルメンツは(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、未来のイノベーションを生み出すアナログICおよび組込みプロセッサを主に開発設計・製造するグローバルな半導体企業です。未来を変革する10万社にのぼるお客様を支援しています。当社の情報はホームページ(http://www.tij.co.jp)をご参照ください。

日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:田口倫彰、略称:日本TI)は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における外資系半導体サプライヤです。当社に関する詳細はホームページ(http://www.tij.co.jp)をご参照ください。



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