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2018年03月01日
日本テキサス・インスツルメンツ株式会社

日本TI、ビルディング、工場やグリッドにThread、Zigbee、Bluetooth5やSub-1GHzの通信を可能にする 業界最小の消費電力、マルチスタンダード、マルチバンドの マイコン製品を発表

先進の統合機能によって、マルチスタンダード、マルチバンドの通信を同時に提供する、新型のTI SimpleLinkマイコン製品プラットフォーム

日本テキサス・インスツルメンツは、ビル、工場やグリッドにおける通信への需要増加に対応して、新しいSimpleLink(tm) ワイヤレス・マイコン製品と有線用マイコン製品を発表しました。これらの新型デバイスは、業界をリードする低消費電力と、Thread、Zigbee(r)、Blietooth(r) 5や Sub-1GHz向けのマルチスタンダードとマルチバンドの通信を同時に提供します。拡張されたSimpleLinkマイコン製品プラットフォームは、より大容量の内蔵メモリと、制約のない通信オプションを提供するとともに、Arm(r) Cortex(r)-M4をベースとしたTIマイコン製品との間で100パーセントのコードの再使用が可能で、センサ・ネットワークを拡張し、クラウドへの接続を実現します。詳細に関してはこちらをご覧ください。
http://www.tij.co.jp/simplelink-pr-jp

新型の SimpleLink マイコン製品がサポートする無線通信規格のオプション:
  • Sub-1 GHz: 『CC1312R』 ワイヤレス・マイコン
  • マルチバンド(Sub-1 GHz、Bluetooth low energy、Thread やZigbee):『CC1352R』 と『CC1352P』ワイヤレス・マイコン
  • Bluetooth low energy: 『CC2642R』 ワイヤレス・マイコン
  • マルチスタンダード(Bluetooth low energy、ThreadとZigbee): 『CC2652R』ワイヤレス・マイコン
  • 最大2MBのメモリを内蔵したホスト・マイコン: 『MSP432P4』 マイコン

新型SimpleLink マイコン製品の特長と利点
  • 業界最小の消費電力: 新製品のワイヤレス・マイコンとホスト・マイコンは、一貫して業界最小の消費電力を提供、1個のコインセル電池で10年以上に渡る動作を実現。さらに、新たに強化された低消費電力センサ・コントローラも提供。このコントローラは100 Hz動作、最小で1.5μAの消費電流を提供
  • 10種類以上の通信プロトコルをサポート:拡張された SimpleLink マイコン製品プラットフォームは、最新のThreadとZigbee規格、Bluetooth low energy、IEEE 802.15.4g、Wireless M-Busをはじめとした、 2.4 GHz帯とSub-1 GHz帯向けの多様なコネクティビティ・プロトコルをサポート
  • 通信距離を延長するオプション:マルチバンドをサポートし、消費電流60mAで+20dBmの高出力のパワーアンプを集積した『CC1352P』の使用することで、計量やビル・オートメーションなどのアプリケーションで通信距離の延長が可能
  • 2 MBのフラッシュ・メモリを内蔵: 新型のSimpleLink 『MSP432P4』マイコン製品は、16ビットの高精度A/Dコンバータの統合のほか、8倍のコード容量、複数のワイヤレス・コネクティビティ・スタックのホスト能力、320セグメントのLCD(液晶ディスプレイ)のサポート、産業用アプリケーション向けに広範囲な動作温度範囲を提供
  • セキュリティ機能を強化: 『CC13x2』と『CC26x2』の各ワイヤレス・マイコン製品は、AES-128/256、 SHA2-512、Elliptic Curve Cryptography (ECC)、RSA-2048やtrue random number generator (TRNG)の各暗号化プロトコルをサポートする新しいセキュリティ・ハードウェア・アクセラレータを内蔵
  • コードの互換性: 新型マイコンの全製品は、SimpleLinkソフトウェア開発キット(SDK)でサポートされるとともに、アプリケーション・コードを100パーセント再使用可能なことで、単一のフレームワークを提供、プラットフォームを拡張

TIでは、SimpleLink マイコン製品プラットフォームでの製品開発を支援するため、サポート中の業界標準やテクノロジについての概要やトレーニング・チュートリアルを含む、包括的、かつインタラクティブな学習体験を提供するSimpleLink Academyを提供しています。

供給と価格について

SimpleLink マイコン製品を搭載し、製品開発期間の短縮に役立つ複数のTILaunchPad(tm) 開発キットは、TI store や販売特約店から供給中です。『LAUNCHXL-CC26X2R1』、『LAUNCHXL-CC1312R1』と『LAUNCHXL-CC1352R1』は、それぞれ単価(参考価格)39.99ドルで供給されます。『MSP-EXP432P4111』の単価(参考価格)は 17.99ドルです。

TIの新しいSimpleLink マイコン・デバイスはTI store と販売特約店から供給されます。パッケージと1,000個受注時の単価(参考価格)を、次の表に示します。

型番 パッケージ 1,000個受注時の単価
(参考価格)
CC1312R 7mm2 QFN 3.89ドル
CC1352R
CC1352P*
7mm2 QFN
7mm2 QFN
4.73ドル
5.25ドル
CC2652R 7mm2 QFN 3.05ドル
CC2642R 7mm2 QFN 2.65ドル
MSP432P4x1V
MSP432P4x1Y
MSP432P4x11
9mm2 QFN
16x16 LQFP
4.50ドル
5.18ドル
5.99ドル

* 2018年第3四半期に供給予定

SimpleLink マイコン製品プラットフォームに関する情報
TIのSimpleLink(tm)マイコン製品プラットフォームについて

TIのSimpleLinkマイコン製品プラットフォームはIoT向けのアプリケーション開発のために、フレキシブルなハードウェア、ソフトウェア とツール・オプションを提供する単一の開発環境です。SimpleLinkマイコン製品エコシステムは、いずれのデザイン・ライフサイクルにおいて、単一のソフトウェア・アーキテクチャ、モジュール開発キットや無償のソフトウェア・ツールを備え、RS-485、Bluetooth(r) low energy、Wi-Fi(r)、Sub-1 GHz、6LoWPAN、 Ethernet、RF4CEやRF規格などの広範な通信規格およびテクノロジをサポートするマイコン製品のポートフォリオにおいて、100パーセントのコード再使用を可能にします。
SimpleLinkマイコン製品は、お客様のコネクテッド製品のポートフォリオの拡充を目指し、容易な開発とリソースのシームレスな再利用をサポートします。詳細についてはこちらをご参照ください。

※SimpleLinkおよびLaunchPadは、Texas Instruments Incorporatedの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。


【テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて】

テキサス・インスツルメンツは(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、未来のイノベーションを生み出すアナログICおよび組込みプロセッサを主に開発設計・製造するグローバルな半導体企業です。未来を変革する10万社にのぼるお客様を支援しています。当社の情報はホームページ(http://www.tij.co.jp)をご参照ください。

日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:田口倫彰、略称:日本TI)は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における外資系半導体サプライヤです。当社に関する詳細はホームページ(http://www.tij.co.jp )をご参照ください。



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