‘銀座取材後記’ カテゴリーのアーカイブ

海外から見た銀座を考える

2005年11月4日 金曜日

10月の始め、台湾のWASABI編集部の皆さんが来日しました。

wasabi編集部

WASABIは台湾から日本への旅行者向けの情報誌です。編集部のSさんから頂いた一通のメールがきっかけとなり、銀座特集をするにあたってのお店選びに協力させていただきました。

これまで日本の女性(主にOLさん)を対象としたサイト作りをしてきましたが、今回は海外から日本を訪れた方に銀座を紹介するということで、店選びもいつもと違った視点でなくてはなりません。そこで改めて銀座を見直そうと、少し街歩きをしてみました。

10月からの銀座は海外からの観光客の姿が比較的多く見受けられる時期にも思えますが、いったいどこに行っているのだろうか?と何気なく見てみたり、日本紹介のサイトを見てみたり色々調査もして候補に浮かんだお店をリストアップしてみました。

そして「銀座の一日」として、観光スケジュールも作ってみました。銀座のシンボルともいえるべきお店やあくまで日本らしさにこだわったお店を集めたものと、現在の銀座を意識したもの、その2パターンの観光スケジュールを何度も練り直し完成させました。

結局、最終的には「現在の銀座」を選んだわけですが、その決め手となったのが、台湾(アジア)からの旅行者向けということでした。確かに日本古来の文化というものはありますが、同じアジアの女性だったらきっと新しくファッショナブルな銀座を旅したいに違いないと思ったからです。

編集部の方とは何回かのメールのやり取りの後、取材の時に初めてお会いすることができました。
蔡さんと私

海外からの視点でサイトを考えるよいきっかけとなった事、そして、海を越えた新たな出会いをもたらしてくれたインターネットの面白さを改めて実感する出来事となりました

チョコレートの祭典

2005年2月2日 水曜日

2月に入りバレンタイン商戦で盛り上がる銀座。毎年、毎年、「日本初!」とか「銀座初!」など、バイヤーの方々も本当によく見つけてくるな・・・と感心するのは私だけでしょうか?テレビで「今年は2万5千円ほど買いました。」と大きな袋を持った女性がインタビューを受けているのを見かけましたが、この時期、贈る数が多い人は本当に大変ですよね。

バレンタインというと、プレゼントとして贈るチョコレートというイメージが大きいのですが、私のようなチョコレート好きには世界のチョコレートが味わえる、まさにチョコレートの祭典なのです。

銀座ストリートを立ち上げた頃のバレンタインは、とにかく沢山のチョコレートを買って食べまくり、美味しいものを集めて載せたバレンタイン特集をやっていました。そういえば、その当時、大手グルメサイトでウェブマスターをやっていた方にも「よく、これだけ食べたね。本当に誠実な人だね。」と、色々な意味で感心されたっけ。もちろん今でも基本的に美味しいもの、銀座ならでは(銀座限定)というところは変わっていませんが、年々発売されるチョコレートの数が増えていくなかで、より多くの美味しいチョコレートを皆さんに紹介するために!そして、ついつい食べすぎてしまうという危機感も感じたりして、取材に切り替えたというわけです。

さて私が今年、注目する商品は!和素材を使ったチョコレート。

先日のプランタン銀座で行なわれた試食会でも気になった、豆乳や八つ橋、そしてきなこなどを使った和風チョコレートです。PONTOなどでは既に以前からそういったチョコレートも発売されていましたが、今年にきていろいろなブランドから出ているようです。

そして、先日友人からプレゼントされたゴディバのコレクション「G」。この商品は数量限定発売なので在庫が気になりますが、一粒一粒が本当に綺麗で、そしてどれも美味しかったです。自分用?に是非買いたいチョコレートの一つです。
ゴディバのコレクションG
皆さんは、もう準備されたでしょうか?あなたのとっておきチョコレートを探す参考までにGSTバレンタイン特集も是非、見てくださいね!

尾張町の十文字~その2~

2004年11月2日 火曜日

「君、今どこにいるの?」浅田さんからの電話に思わずソファーから立ち上がった。広いラウンジを見渡すと、居るではないか、4、5人の記者らしきグループに囲まれた浅田さんがこっちに向かって手を振ってくれていた。今日は沢山の取材を受けているようだ。そしてついに私の順番となった。与えられた時間は30分。記者と入れ替わりで席に着くと早速、インタビューを開始した。神田で生まれ育ったという浅田さんにとって銀座は庭のようなものらしい。私が知らない昔の銀座の話を小説ではなく、それを書いた浅田さんが目の前で話してくれている。なんて幸運なんだろう!感動しながらも話は自然と小説「地下鉄に乗って」へと展開した。「私、あのお話がとても好きなんです。」そう言った時、浅田さんの目が輝いた。「あれ、いいでしょう!」どうやら浅田さんにとってもお気に入りの一冊だったようだ。「和光の前の交差点はね、昔は尾張町の十文字って言ったんだよ。」と、懐かしそうに子供の頃の銀座の思い出を語ってくださった。「地下鉄に乗って」は1995年に吉川英治文学新人賞を受賞した作品。そしてこの日は2003年の吉川英治文学新人賞授賞式の日だった。私のインタビューの後、浅田さんは審査員としてその会場へと向かわれた。思えば、このインタビューが決った時、立ち寄った銀座の本屋で偶然手にとった「地下鉄に乗って」。なんだか不思議な巡り合わせを感じた。

尾張町の十文字~その1~

2004年11月1日 月曜日

銀座4丁目交差点。昔、あのあたりは「尾張町の十文字」と呼ばれていたそうだ。初めてそれを知ったのは戦後の銀座を舞台とした浅田次郎さんの「地下鉄に乗って」を読んだ時の事だった。

実際には見た事もない、好きな街の昔の風景が目に浮かぶ。涙腺を刺激するそのストーリー展開に夢中になって読んだものだ。その浅田次郎さんをインタビューすることになった。

あれは昨年春の事だった。インタビューの事前準備としては当然だが、浅田さんの作品を読みまくる日々を過ごし、いよいよその日を迎えた。約束の時間の1時間前に到着した私は、そのまま待ち合わせのロビーラウンジで「地下鉄に乗って」を再び読んだ。普通なら最新作についてふれるべきだが、銀座を舞台としたこの作品についても是非話して欲しいと思ったのだ。

平日ではあったが帝国ホテル1階のロビーラウンジは、たいそうな賑わいだった。写真やテレビでしか拝見した事のない浅田さんを果たして見つける事が出来るだろうか……。緊張と不安が高まりつつあったその時、携帯が鳴った。浅田さんだ…。

~つづく~

銀座に恋して

2004年10月28日 木曜日

夜風の冷たさに秋の深まりを感じる今日この頃。皆さん風邪などひかれてませんか?

はじめまして!銀座のタウン情報サイトGINZA STREET編集長のhollyです。いつもサイトで旬な銀座情報をお届しておりますが、今日からレッドクルーズさんのブログを使って、とっておきの銀座情報や銀座取材こぼれ話をご紹介していきます。どうぞよろしくお願いいたします!

今月23日に起きた新潟中越地震。今も度重なる余震での被害が心配です。被災者の皆様とそのご家族様に対して心からお見舞いを申し上げます。

10/28(木)~11/3(水・祝)TEPKO銀座館では売上金の一部が新潟中越地震の義援金にあてられる「新潟フェア」を開催中です。新潟県の新鮮な野菜や魚介類、お酒、わら細工などの販売の他、各種イベントも開催。銀座へお越しの際は是非お立ち寄りくださいね。それでは、またお会いしましょう!