レッドクルーズ株式会社(以下「レッドクルーズ」、本社:東京都港区、代表取締役CEO:保延裕子)は2月4日、同社のRSSフィード検索サービスの利用動向の集計結果2008年11月-2009年1月版(3ヶ月間)を発表しました。期間中の延べ検索回数は91,473回で、前期(2008年8-10月期)の38,828回から2.4倍、検索キーワードの種類は前期の928ワードから今期1,739ワードと1.9倍増加し、ユーザーの積極的なRSS利用が量・質ともに広がっていることがわかりました。
また、期間中最も多く検索されたキーワードは「政治家」で、前回の総合部門トップ「ニュース」と有名人ブログ部門トップ「芸能人」を抜き、総合トップに躍り出ました。
RSSフィード検索とは、RSSリーダー(新着情報まとめ読みソフト)で読むためのコンテンツを検索するサービスです。最近では好きなブログやウェブサイトのコンテンツを自分のRSSリーダーに登録して更新情報をまとめ読みする楽しみ方が広がりつつあります。RSSフィードとはそのコンテンツの単位のことで、レッドクルーズのRSSフィード検索サービスを使うと、自分の好きなキーワードに関連したRSSフィードの一覧が表示され、気に入ったものがあればクリックひとつで手持ちのRSSリーダーに取り込むことができます。ここでの検索回数が多いキーワードは、継続的に更新情報を読みたい人が多い分野であることを意味します。
レッドクルーズRSSフィード検索の利用動向は次の通りです。2008年11月から2009年1月までの3ヶ月間が今回の分析対象で、前期(2008年8-10月期)に続き2度目の集計となります。
※月別内訳等詳細は「レッドクルーズRSSフィード検索利用動向サマリー最新版」のページをご参照ください。検索回数、検索キーワード数ともに増加。検索キーワードについては、「ニュース」や「ブログ」などトップ人気を維持するキーワードが一部あるものの、総じては変化が激しく、かつ、人気ワードが延べ検索回数全体に占める構成比も減少傾向にあることから、ユーザーニーズは多様で分散しており、RSS利用が量・質ともに活性化基調にあることが推測される。
■検索回数は、前期比で2.4倍増加延べ検索回数は今期(2008年11月-2009年1月)、91,473回 (内訳:11月22,625回、12月31,090回、1月37,758回)となり、前期(2008年8-10月期)の38,828回から2.4倍増加。月ベースでも2008年8月以来継続的に増加。
■検索キーワードの種類は、前期比で1.9倍増加検索されたキーワードの種類は今期(2008年11月-2009年1月)、1,739ワード (内訳:11月891ワード、12月852ワード、1月914ワード)となり、前期(2008年8-10月期)の928ワードから1.9倍増加。ユーザーニーズが多様化し、後述の分散傾向と合わせて、検索体験が豊かになりつつあることをうかがわせる。
■総合部門ランキング トップ10(2008年11月-2009年1月合計)今期の総合1位は「政治家」。前期の総合1位「ニュース」、有名人ブログ分野1位「芸能人」を抜いて総合1位となった。政局や経済情勢が話題となるなか政治家の生の声へのユーザーの関心は依然高いものと思われる。
■トップレベルの人気が根強い「ニュース」と「ブログ」前述の「政治家」は総合1位と言へども月別では、11月2,024回、12月446回、1月396回と、11月にネットで話題となったことなど一種の特殊要因の影響もあると思われるが、季節や特別要因等の影響を受けず安定した人気を維持する代表格が「ニュース」と「ブログ」。いずれも今期、前期ともにトップ3以内を維持。
■「新聞」の躍進に注目今期躍進ぶりが目立ったのが「新聞」。前期の18位から今期4位へと急上昇した。月別では11月、12月、1月と3位を維持しており安定した人気ぶりを見せている。件数ベースでは、前期401回から、今期2,135回と5.3倍と大幅増。ちなみに、「新聞」でなく、具体的な新聞名または新聞関連媒体名「日本経済新聞」、「イザ!」、「サンスポ」、「朝日新聞」4件が今期30位以内に新たにランクインしている。取材のプロが発信する情報はRSSでチェックしたいとするニーズが高いということであろう。
■検索キーワードの分散傾向強まるトップ10の人気ワードと言へども、延べ検索回数に占める割合は、総合部門トップ10が前期21%から今期19%、有名人ブログトップ10が前期12%から今期8%と、前回に引き続き減少傾向にある。特に1月単独で見るとこれまでの最低レベルで、総合部門トップ10の構成比は16%、有名人ブログ部門トップ10に至っては5%となり、これまでの最高だった2008年8月のそれぞれ27%と19%から大幅に減少しており、前述の検索キーワードの種類の増加傾向と合わせて見ても、読者の関心事はさらに多様化し分散傾向を強めていることがわかる。
■全体的には激しい人気ワードの入れ替わりトップ10キーワードの変動は総合部門で3割、有名人ブログ部門では1割にすぎないが、トップ30になると次の通り5割に当たる15ワードが入れ替わっており、ユーザーの物色ニーズの高さを伺わせている。なお、レッドクルーズでは、RSSをお奨めする特集「RSSピックアップ!」を約1ヶ月周期で組んでおり、この影響も見逃せないようだ。ちなみに最近の特集は、11月「全国の新聞」、12月「音楽」、1月「金融危機を吹き飛ばす!お得情報」。
・今期トップ30にランクインしたキーワード(15ワード):