中岡望の目からウロコのアメリカ

2004/12/2 木曜日

『諸君』への寄稿「なぜオハイオ州はそれでもブッシュを選んだか」

Filed under: - nakaoka @ 8:25

表記のタイトルは『諸君!』1月号に寄稿した原稿のタイトルです。本ブログでアメリカ大統領選挙の分析を行なってきましたが、本記事では、もう少し詳細に大統領選挙の内容を分析したものです。同記事のリードでは「有権者を飲み込む巨大な意識改革の波。最激戦区で乾坤一擲の勝負を挑んだケリーの誤算とは」となっています。バトルグラウンド州(激戦区)の結果が、大統領選挙の勝敗を決するということは、本ブログで何度も指摘したことです。その中で、ブッシュ陣営とケリー陣営が最重点選挙区としたのがオハイオ州です。同州は、この4年間で最も深刻な経済的ダメージを受けた州であり、ケリー陣営にとって経済問題でブッシュ政権の政策を攻撃する最適の州でした。この州を制することは、他のバトルグラウンド州にも大きな影響を及ぼすと考えられました。しかし、ブッシュ陣営は保守派の宗教グループ・エバンジェリカル(プロテスタントの福音派)を動員し、選挙のテーマを同性婚や中絶問題にすりかえていくのです。両陣営の大量の動員運動で投票率は大幅に上昇し、ケリーは大きなアメリカの保守化の波に飲み込まれていったのです。興味ある方は、是非『諸君!』を読んでいただきたいと思います。なお、アメリカの宗教の問題に関しては、本ブログの「大統領選挙の前に読む記事・政治と宗教」を参照していただくと、なお理解が深まると思います。以下、記事の小見出しを掲載します。

フルテキストは12月25日付けで掲載していますので、そちらを読んでください。

(小見出し)
赤く染まったアメリカ
ロックスターとシュワ知事
全米で最貧の大都市
なぜ既婚女性票がブッシュに
マイノリティの選択
裏の選対本部
アメリカは内政の瀬戸際?

最初のパラグラフです
「アメリカが赤く染まった。西海岸と東海岸のニューイングランド地域と五大湖周辺の州をブルーを残して、アメリカの地図が赤く塗りつぶされた」
以下は、ぜひ「諸君」を購読してお読みください。

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