分析プラットフォームで世界をリードするTableau Softwareは、IDCと共に開発したデータレディネスインデックス(以下DRI)を使ったアジア太平洋地域における調査結果を発表しました。データレディネスの高い先行レベルの企業は、遅滞レベルの組織より、平均90%高いビジネスパフォーマンスを達成しています。それにも関わらず、先行レベルに入る企業は20%にとどまっており、発展途上レベル(66%)、遅滞レベル(14%)という結果でした。日本のDRIスコアは7つの市場の中の3位でした。組織がデータ対応力を身につける際の課題に対処することを支援するため、Tableauは計画、推奨、ガイドラインとなる戦略的なフレームワークとなるTTableau Blueprintを発表しました。
アジア太平洋地域の700以上の組織を対象に、データレディネスを決定する5つの項目を調査して指標化し、成熟度を3つの段階(先行レベル、発展途上レベル、遅滞レベル)に分類しました。データレディネスとは、分析が組織の広範に浸透し、データを業務の中核とするための組織の能力を意味します。調査結果は、IDCのエグゼクティブ・インサイト報告書 「デジタル時代におけるデータ活用のインパクト」にまとめられています。
Tableau Japan株式会社 社長の佐藤豊は次のように述べています。「データドリブンとなることは、長い間、その方がいいと思われていましたが、今やあらゆる組織の変革戦略において不可欠となっています。この調査結果から申し上げますと、データレディネスを効果的に進めていくには、日本の組織は、より人材に重点を置き、人材開発に投資する必要があります。人々にはデータカルチャーを作りあげる戦略を実行に移す力があり、このプロセスに変化をもたらす担い手となります。当社が最近発表したTableau Blueprintは、お客様が包括的なアプローチを採用して、データドリブンへ移行することを支援します」
IDC Asia Pacific のAnalytics, Big Data and Artificial Intelligence のAssociate Vice PresidentであるDr. Chris Marshallは次のように述べています。「DRIは、企業がKPIを確実に達成するためにデータを活用している能力を把握するものです。アジア全体で、部署や産業によってDRIに大きな違いが見られます。スキル、リーダーシップ、テクノロジー、ガバナンスおよびプロセスなど、DRIを推進する要因も大きく異なります。これらの調査結果は、優先順位をつける取り組みについて、ビジネスリーダーに貴重な教訓を与えてくれます」
日本の組織は人材開発を重要視していない
DRIスコアでは、日本は、オーストラリア、シンガポールに次いで3番目に位置付けられています。しかし、先行レベルの日本の組織はわずか8%で、シンガポール(52%)、オーストラリア(49.5%)とは大きく異なります。日本は発展途上レベルの組織数が、最も多くなっています(82%)。日本の組織は、過去および未来の投資のためにガバナンス、プロセス、テクノロジー(30~34%)を優先しており、人材開発を重視していないことが示唆されています。これは従業員のデータスキルや組織全体にわたる協力など、人材に関連する特性が主な促進力となっているAPAC全体の結果とは対照的な結果となっています。
今回の調査によるDRIの平均スコアの順位は以下の通りです。
市場 平均DRIスコア
1 オーストラリア 3.54
2 シンガポール 3.52
3 日本 2.74
4 韓国 2.69
5 香港 2.67
6 中国 2.64
7 インド 2.51
調査レポートの全文は、以下よりご欄いただけます。
https://www.tableau.com/ja-jp/learn/whitepapers/apac-data-readiness
データドリブン組織をつくるTableau Blueprintについて
TableauのBlueprintは、組織がデータを使って成功するために不可欠な核となる能力を備えるために技術的な側面を超えた、包括的なフレームワークを提供します。それは、アジリティ、習熟度、コミュニティです。データ準備のどのような段階かに関わらず、あらゆる組織で活用できます。Tableau Blueprintは、柔軟でアジャイルなデータ環境で、ビジネスニーズで発展でき、従業員の分析習熟度を高め、分析の適用を進めるサステイナブルなコミュニティを構築できます。組織内の信頼性と実現性のバランスを図ることで、支えられています。
調査方法について
7つの国と地域(オーストラリア、中国、香港、インド、日本、シンガポール、韓国)の700以上の組織のエグゼクティブを対象に、人材開発(個人のスキルと組織的な協力体制)、プロセス、テクノロジー、ガバナンスについて、データレディネスを調査しました。その結果に基づき、企業の対応力の成熟度に応じて、先行レベル、発展途上レベル、遅滞レベルの3種類に分類しました。またDRIスコアは業績への影響を理解するため、さまざまなビジネス成果と関連させて評価されました。
Tableau について
Tableau はお客様がデータを見て理解できるように支援します。Tableau のセルフサービス分析プラットフォームでは、どのようなスキルレベルのユーザーでもデータを使用した作業が可能です。個人や NPO、政府機関、そして Fortune 500 企業まで、世界中の何万にも及ぶお客様が Tableau を使用して迅速にインサイトを取得し、影響力のあるデータドリブンな意思決定を行っています。ぜひ無料トライアル版をお試しください。
www.tableau.com/ja-jp/trial からダウンロードできます。
<補足>
調査では、アジア太平洋地域で業界別、企業の規模や部署でデータレディネスにおいて異なる段階にあることが明らかになりました。
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