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2020年06月02日
Tableau Japan 株式会社

Tableau 2020.2が強力なマルチソース分析用の新たなデータモデリングとKPI監視メトリクスを提供

分析プラットフォームで世界をリードするTableau Softwareは、コーディングやスクリプティングのスキルを必要とせずに複雑なデータの分析を簡素化する全く新しいデータモデリングを提供するTableau 2020.2をリリースしました。これによりお客様は、詳細度の異なる複数のデータベーステーブルにまたがる複雑なビジネスの疑問に、より簡単に答えられるようになります。今回のリリースは、お客様が重要業績評価指標(KPI)を瞬時に監視できるよう、新たなモバイルファースト手法であるメトリクスも提供します。Tableau 2020.2にアップグレードすることで、お客様はこれらの機能に加えて、地理空間データ用の全く新しいコネクターに直ちにアクセスできるようになります。最新機能の詳細や、Tableau 2020.2へのアップグレードについては、以下を参照してください。
http://tableau.com/ja-jp/2020-2-features

Tableau SoftwareのCPO(最高製品責任者)、Francois Ajenstatは次のように述べています。「組織はこれまで以上に、誰もがデータドリブンの意思決定を迅速に行えるよう、スピード、俊敏性、権限付与の組み合わせを必要としています。新しいデータモデリング機能を備えたTableau 2020.2は、専門知識に関わりなく、最も複雑なデータセットの分析に必要な労力を軽減し、誰にとっても分析を単純化してくれます。さらに、メトリクスを使えば誰もが最重要データに即座にアクセスできるようになるため、どこからでもビジネスについてより良い決定が下せるようになります」

複雑なデータの強力なモデリング
Tableauの新しいデータモデリングにより、詳細度の異なる複数の表にまたがるデータを、より簡単に分析できるようになります。シンプルで視覚的なドラッグアンドドロップ操作により、表同士が関連づけられ、自動的に正確な集計ができます。これで、複雑なコーディングが排除され、従来のデータベース結合に付きものだった不正確さのリスクが軽減されます。例えば、組織は、郵便番号のIDフィールドで受注表を過去の返品表に関連付けることにより、特定地域で予想される製品返品率をより適切に設定できます。この「リレーションシップ」機能により、クエリの効率とパフォーマンスも向上、データソースの管理がより容易になります。誰もが簡単にデータの分析を始められるよう、Tableauの最新モダンデータモデルは、顧客の分析に適した詳細度で自動的にデータを集計します。

大手分析コンサルタント会社、Vantage Information Services LtdのJames Smith共同創業者兼ディレクターは、次のように述べています。
「Tableauのデータモデルの改善により、COVID-19に関する分析をより迅速に行うことができます。当社はCOVID-19に関する群レベルでの症例データ、日付レベルの検査データ、機関レベルの病院データを保持しており、国勢調査の人口データを重ねることで、全てを1人当たりで正規化しています。これには、複数の異なるデータソースからの複数の結合(join)を組み合わせてデータを分析することが必要でしたが、Tableauのデータモデルの改善により、複数の表を単一の柔軟なデータソース内に簡単に関連付けることができます。今後は、粒度の異なる表を簡単に組み合わせる機能で時間を節約し、より複雑な分析を行うことができるようになります」

「リレーションシップ」はかつてない柔軟性ももたらし、データソースをより効率的かつ正確にして関連する表だけをクエリすることで、ダッシュボードのパフォーマンスを向上させました。業界標準のスタースキーマとスノーフレークスキーマをサポートする単一のデータソースに詳細度の異なる複数のデータが保存されるため、顧客はデータソース管理プロセスを効率化、組織全体で組み合わされたソースを共有し、組織が作成、維持する個別のデータソースを減らして、より直感的な分析体験ができるようになります。

大手不動産・投資管理会社、JLLのビジネス・インテリジェンス・グローバルディレクター、James Baker氏は、以下のように語っています。
「われわれはこれまで、分析を最大限利用できるよう、自社のウェアハウスで基礎となるデータモデルの設計、構築に多くの時間を費やしてきました。「リレーションシップ」により、複数の表をシームレスに取り込み、計算やカスタムSQLなしに適切な詳細度で自動的に集計でき、管理する必要のあるデータソースの総数が減りました。単一のデータソース内での掘り下げが可能になったのは画期的なことで、多くの可能性が生まれます。これで当社は、アナリストやステークホルダーが必要とするデータを1カ所で提供し、それぞれが異なる詳細度で検証できるようになることで、はるかに優れた体験をしてもらえるようになります」

メトリクス - 手のひらでKPIを監視
メトリクスを導入すると、組織はKPIを監視するシンプルな方法を提供でき、お客様は1カ所に集約された最重要データをひと目で確認できます。Tableau Mobileアプリからプッシュ通知またはブラウザー経由で簡単にアクセスできるメトリクスは、収集した一貫性のあるビューをいつでもどこでも利用でき、誰でも重要なインサイトを手にすることができます。メトリクスを使えば、意思決定者が複数のダッシュボードを深く掘り下げたり、最新データをチェックするのにフィルターを調整したりする必要がなくなり、代わりに銀行口座の残高チェックと同様の理解しやすいビューでKPIが提供されます。

リアルタイム3Dレンダリングと視覚化テクノロジーの大手プロバイダー、Enscapeのデータアナリスト、Dominik Ruf氏は次のように述べています。
「メトリクスを使うと、前月比や前年比の収益、顧客離れ、サブスクリプションのアップグレードやダウングレードなど当社の最重要KPIを、最高経営責任者(CEO)や経営幹部に簡単に届けることができます。彼らは、オフィスにいない時でもTableauのメトリクスを使って、決定を下すのに必要な数字を直ちにモバイルで確認できます」

2020.2のその他の追加機能には以下があります。