2004/11/10 水曜日

こだわりの1.0

昨日、Firefoxの1.0がリリースされました。

InternetExplorerが現在ブラウザ市場のシェア95%以上を握っており、「ブラウザ戦争」はもはや史実に名を残すのみ、との感が強い現在。それでもFirefoxはシェア10%を獲得する、と意気込んでいるようです。

その昔(と言ってもたかだか5年前ですが)、好きな文書がありました。
The Battle That Could Lose Us The War(和訳)
私なりの解釈では、選択の自由は常に与えられるべきだ、という話。

この文書が出てから、Mozilla1.0が登場するまでにずいぶん時間がかかりました。MozillaはFirefoxの前身と言える存在ですが、バージョン番号1.0がリリースされたときはエンドユーザの私でも感慨深いものがありました。

eクルーザーは特に表立ってバージョン番号を出していませんが、1.2がリリースされているバージョンです。この番号付けは、作っている人のこだわりが表れます。MozillaもFirefoxも1.0までにずいぶんたくさんの(0.1から0.9まで)バージョンを出していましたが、1になってはじめて完成した、という開発者的な位置づけなわけです。ロードマップを数年かけて歩んできた開発者にとっては感慨もひとしおだったのではと思います。

ただ、実際にシェア10%になるかどうかは別の話。Mozilla1.0のときにはブラウザ戦争再燃、とはいきませんでしたが果たしてFirefox1.0はいかに。

Filed under: 雑談 — funaki @ 7:59

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